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4200mと450kmの旅 その1

先週取引先メーカーO社の会でハワイのビッグアイランドに行った。
この季節寒い日本から常夏の島への旅は衣類に苦労する。重ね着を少しずつ脱いで行く
ことになる。
遊びばかりの旅ではない。ホテルに着くや否やハワイ大学経営学部大学院三澤教授に
よる講演「世界経済と今後の日本経済」を聞く。
ひと通り昨今の世界情勢の説明があり、その上で日本は震災により一時的に落ち込んだ
が、今後急速に進む復旧需要で持ち直しに向う。 日本は日本人が思っている以上に海外
から評価されている。 もっと自身を持って海外に出て行こう。その為には英語力が不可欠
と話された。
翌日は4200mのツアー。即ちマウナケアーの頂上まで上り、日没と星空の観光である。
昼食後コナの町から4輪駆動の車で出発。徐々に高度を上げて行くと雲の中に入り、雨も
振り出す。夕日や星空は見えるのか心配。しかし高度2000mに達すると空は晴れ上が
り、雪をかぶった山頂も見える。 2800mにあるオニズカセンターで夕食のお弁当を食べ
ながら休息。約1時間高度に体を慣らし、いよいよ4200mの山頂を目指す。無舗装の道
を体を揺らしながらゆっくりと登って行く。 先程雨を降らせていた雲は見事な雲海だ。
先日降った雪が次第に多くなる。
突然視界が開け真っ青な空をバックに数個の天文台が目の前に現れた。日本のスバル
天文台も目の前だ。
頂上で車を降りると体がふらふらする。酸素が薄い勢で、ゆっくりとした行動が必要だ。
夕日は素晴らしい。一面に広がった雲海を真っ赤に染めながら、大きな火の玉が落ちて
行き、真っ青な空を次第に黒く変えていく。 摂氏0度の寒さを忘れ見とれていた。

日没を見届け、天文台が扉を開けて観測の準備に掛かる頃下山。
今度は2800mの地点で星空観察。一面の星空にびっくり。天の川やオリオン星座は首が
痛くなるくらい真上で、北極星は北の山に隠れそうなくらい低い。
レーザー光による星空の説明は面白い。人工衛星もよく見える。望遠鏡でのオリオン星雲、
アンドロメダ星雲や木星の月、月面のクレータもよく見えた。
大満足の4200mの観光であった。

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