社員ブログ

本三冊

今年も初出式で、去年印象に残った3冊を紹介させてもらいました。一冊目は、ユヴァル・ノア・ハラリ著「ホモ・デウス」(上・下)。一昨年「サピエンス全史(上・下)」で話題になりましたが、更にその思考を一歩進めて、生命科学やAIの進化がこれからの人類を、ホモ・サピエンスからホモ・デウス、要するに「神」の領域に進化させるのではという考察。生き物の活動がこれ全て、アルゴリズムで説明できるという前提に立つ時に展開される未来。

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ここで言う「神」は、いわゆる宗教的な神というよりも、現実の人間のバージョンアップ版として、一般人と徐々に力の差異が開いていくという辺りがリアル。例えばデザイナーベビーや、再生医療や高額治療や一部サイボーグ化等、お金がある人とない人の差が、実際どれくらい違うものになるか。脳や思考そのものにも、想像を巡らせるスリリングな書。虚構と現実を読み解く力が重要になると。人類には今、ブレーキが必要なのではと説く。

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二冊目は、藤井太洋作「ハロー・ワールド」。SF小説。私も知らなかったのですが、この題はシステム・エンジニアの方が、プログラムを書く時に最初に打つ文字列なんだとか。そのタイトル通り、システムを書く主人公の目を通して、ドローンやSNS革命やネットの自由環境や仮想通貨等の話題を、疑似的に味わうことができます。門外漢にはなかなか難解な言葉もありますが、それが現代です。2019-2020年という設定も今読むに相応しい。

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三冊目は、マイケル・ビュエット&クリスティーン・グロス=ロー著「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」。京都大学ELPでも痛感しましたが、日本で今「生産性」とか「働き方改革」が進む中、欧米では一所懸命「東洋の知」を学んでいます。前2著が科学の先端の書であれば、こちらは孔子や老子や気など、科学では説明できない人間の生き方について思考を深める書。自分探しはやめる、自然に沿う、土を作る。さあ今年も考えましょう!

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