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ミステリー三昧

前回紹介した本3冊が、少し「硬い」のではというご意見をいただいたので(笑)、ちょっと「柔らかい」本も紹介。年末年始と言えばミステリー。昨年末も各出版社の「このミス」的な読み物で、たくさんの新刊ミステリーが面白い!と紹介されました。その中のいくつかを順位はつけずに、それぞれ簡単に私の読んだポイントを紹介します。まずは昨年国内外のミステリー界の話題をさらった、アンソニー・ホロヴィッツ作「カササギ殺人事件」。

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どの批評誌でも洋書部門では、ほぼナンバー1。確かに凝ってます。ページを繰る指がもどかしい。最初からすごい「構造」の話になっていて、上から下巻にかけてなど思わず何度も見返してしまいます。洋書と言えば、陸秋槎作華文本格ミステリー「元年春之祭」。前漢時代の祭祀や一族を舞台設定に置く辺り、目の付け所が既にすごい。高野史緒作「翼竜館の宝石商人」は、日本人作家が描く17世紀のアムステルダム。ペストか殺人か。

日本では沖縄を舞台にした、真藤順丈作「宝島」が異色。これはサスペンスというのか純文学なのか、「硬い」部類に入るけど必読の一冊です。大御所東野圭吾作でガリレオ湯川先生が再び活躍する、「沈黙のパレード」も鉄板。若竹七海作「錆びた滑車」も、女探偵葉村晶シリーズの伏線張りまくりの一品。細かな設定好きには堪まらない。川澄浩平作「探偵は教室にいない」は、中学生が主人公の青春ミステリー四編。鮎川哲也賞受賞。

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もう1つ高校生が主人公の、こちらは少しビターな青春ミステリー、米澤穂信作「本と鍵の季節」。相変わらずこれだけの手掛かりで、よくこの推理ができるなと感心させられる文章。最後に変わり種?というか、似鳥鶏作「叙述トリック短編集」。この作品は前書きで、各短編にはこういう「叙述トリック」が使われてますよ、とヒントが書いてある、読者挑戦型のミステリー。因みに「元年春之祭」も同様。最後に写真↑に仕掛けを。わかります?

 

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