社員ブログ

正義論、再び

昨年受講した京都大学ELP(Executive Leadership Program)、今年はクラスの「モデレーター」として参加させてもらっています。授業自体は土曜日なのですが、モデレーターはそのクラスの担当教授と、当日の段取りや授業の進め方に関する、「事前打合わせ」を行います。後期は、情報工学分野の鹿島久嗣先生による「機械学習」と、法律・政治分野の宇佐美誠先生による「正義論」のクラスを担当し、本日は宇佐美先生を訪問。

「正義論」は昨年のELP授業の中で、個人的に最も悔いの残るクラスでした。ELPの授業バリエーションの中でも、お題を見ただけで議論百出必至が、容易に想像できる「正義論」。「マイケル・サンデル教授のハーバード白熱授業」ではないですが、本当に楽しみにして、準備もして臨みました。でも昨年の我がクラスは「論客」も多い。某氏が議論する課題の「前提」を混ぜ返し、結果本筋の議論を深める時間がなくなってしまった。

クラスメンバーとして、そういうクラス運営になってしまったことも含め、大いに悔いの残る授業で、あの議論の本筋は本当はどういう展開になっていたのか、ずっと気になっていました。だから今回後期クラスのモデレーター募集があった時、いの一番に「正義論」にエントリー。もう一度ちゃんと聞きたい、という想いが叶うことに。さてその宇佐美先生に、昨年のクラスでの想いを私から伝え、今年のクラス進行や課題を揉みました。

「正義論」は京大では「法哲学」に属する、法学部と大学院の授業。日本では「哲学」は主に文学部に属しています。でも今、自由や平等等の考え方から、福祉、生命、戦争、環境問題に至る具体的なテーマまで、「文学部」の枠から大きくはみ出る様々な分野の根底で、必然的に「その哲学」について考えざるを得なくなっています。技術進歩が速すぎると言って、人間の考え方を投げ出す訳にはいかない。今年こそ、楽しみです。

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