社員ブログ

芦生の森の声

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土曜、この秋のモデルフォレスト活動で、京都大学「芦生研究林」に行きました。いつもは美山宮脇地区で間伐・下草刈りをしていますが、今回は市村社員他うちの委員、佛教大学浜田さん、地元中島さんらのご尽力により、ちょっと趣向を変えて、美山の更に奥にある同研究林での学習・散策企画が実現しました。京都人もなかなか足を踏み入れない、自然のままの森が今も残る芦生。約50人が参加。皆の興味の程を感じます。

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市内よりもグッと気温が下がり、既に「晩秋」の趣き。最初に、ここで研究もされている京都大学フィールド科学教育センター助教の坂野上なお博士から、芦生の森の歴史やここで暮らした「木地師」という人達のお話を聴きました。江戸時代初期から明治頃まで、数家族で山を移住しながら、木を材料とした椀などを作り暮らした山の民です。廃線のトロッコ線路伝いに歩くと、今も残る石垣跡↓。逝きし日の面影に想いを馳せます。

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この森は本当はもっと深く、今回のコースはそれでも最も入口に近い辺り。最も北のエリアはもう福井、日本海と由良川水溪が流れ着く場所です。それでもここにはまだ自然林が残るというのは、木々が様々な色に色づいていることでわかります。人工林はほとんどがスギ・ヒノキの、真っ直ぐ伸びる常緑針葉樹。自然林ではブナ・ナラ・カエデなど自由に茂る落葉広葉樹が混じり、山が緑・黄・赤・橙など様々な色に染められます。

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ススキもいい。秋ってこうだった、川の音や湿気を含む冷たい空気が肌から沁み込み、ダイレクトにDNAを活性化するようです。昨年今年と日本中で大きな自然災害が多発。地球温暖化によると思われる環境変化が、世界中に大きなダメージを与えています。この森では鹿害が深刻。一方、木地師は山に住んでも、現在に何の負も残しませんでした。山や森の声に静かに耳を傾けること、それこそが必要なのかもしれません。

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