社員ブログ

指揮者の力

土曜日、神戸国際会館こくさいホールで開催された、「関西学院交響楽団第134回定期演奏会 阪神・淡路大震災25周年メモリアル」に行って来ました。ご縁はひょんなこと。今年の京都機工組合の賀詞交歓会で、偶然隣の席になった、株式会社共立の奥社長と雑談している時に、奥社長が学生時代にオケでオーボエを吹いていたという話になり、うちの子供も高校の吹奏楽部でオーボエを吹いてました、ということで意気投合。

だったら今度神戸で、在籍していた関西学院大学交響楽団のコンサートがあるから、チケットを送ります!という話に発展。その後本当に届けていただき、今回はなんと佐渡裕さんが客演指揮をするとのことで、それは面白そうだと出かけた次第。申し訳ないのですが、正直に言って、関西学院の定期演奏会そのものには、それほど興味があったわけではありません。でも結果として、期待以上に心に残るコンサートになりました。

なぜなのか。それは私の場合、佐渡さんが指揮を振るとこんなにも音が変わるのかと、その場で強烈に実感したからです。小澤征爾さんとの出会い、バーンスタインへの弟子入り、今や日本で最も有名な現役指揮者でしょう。指揮棒が静寂を切り裂くと、一気に目が指揮者に。圧倒的存在感で、指揮者が演奏家の音楽を引っ張り出し、結わえ付け、作品としてその場で作り上げ、テキパキと観客に提供しているのだと感じました。

 チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 作品64

 大澤壽人 交響組曲「路地よりの断章」

 ムソルグスキー 交響詩「禿山の一夜」

 ブラームス 「祝典序曲」

演奏する音楽に対する、理解の深度が違う。それは作曲家が表現しようとした、曲のイメージや歴史や精神であり、またそれを託した音や強弱やリズムを解釈すること。各演奏家は表現に対する全幅の信頼を、ステージの一点に委ねている。どこでどんな風になるのか、全ての楽器の全ての流れが体に入っていて、指揮者が音楽を作っているというのがよくわかりました。アンコールは「すみれの花咲く頃」。佐渡さんのピアニカ演奏も登場。スリリングでお洒落な素晴らしいコンサートでした。奥社長、どうもありがとうございました!

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