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感染症十番勝負!

ウイルスの話ばかりなので、もっとこの状況をちゃんと知ってみようと、ここ1ヶ月くらいで、以下の本を(再読含め)読んでみました。

20052001

1.「細菌と人類 終わりなき攻防の歴史」ウィリー・ハンセン、ジャン・フレネ著

これは2018年京大ELPの光山正雄先生の「グローバルな人類の脅威としての感染症」という講義の参考図書でした。ペスト、コレラ、チフス、結核、梅毒、ハンセン病等々の歴史と現状。

2.「銃・病原菌・鉄(上/下)1万3000年にわたる人類史の謎」ジャレド・ダイアモンド著

再読してあらためて、1.もそうですが、「副題」が結構大事なことを語ってるんだなと思いました。定住化、文明化、家畜化、征服と死。今年再読数の増えた大著。

3.「暇と退屈の倫理学 人間らしい生活とは何か?」國分功一郎著

感染症ではなく、stay homeを余儀なくされ、多くの人が手に取った本。「コロナ以前」に書かれた書物は、今回の現実時に「耐え得るか」で、その真価が問われるのかもしれません。

4.「心を操る寄生生物 感情から文化・社会まで」キャスリン・マコーリフ著

人の心は微生物に操られているんですよ、と主張する衝撃の一冊。猫が飼えなくなるかも。まだまだ証明されていない仮説もあるものの、自然界で微生物が宿主を変えていく方法と、その結果起こる行動を見る限り、「意識」に疑いを持つには十分。

5.「人類が絶滅する6のシナリオ」フレッド・グテル著

もちろん「コロナ前」本。6つの内3つがウイルス関連「世界を滅ぼすスーパーウイルス、生態系の危うい均衡、迫りくるバイオテロリズム」。既に言及されてる。残り3つは、「繰り返される大量絶滅、突然起こり得る気候変動、暴走するコンピュータ」。つまり環境問題とコンピュータ。人類は加速も減速もさせられそうですよね。

6.「感染症の世界史」石弘之著

「コロナ前」本。20世紀に出現した代表的な新型インフルエンザ。1918年スペイン風邪、1957年アジア風邪、1968年香港風邪、1977年ソ連風邪、2009年新型インフルエンザ(終息は単に幸運)。人体にいる菌の数は、推定数百兆個!全細胞数の10倍以上!常住菌の総重量は1300g!除菌って?都市化、アレルギー対抗、ストレス、食文化など、歴史的にみると、そもそもウイルス単独犯説はかなり浅い気がする。

7.「『感染症パニック』を防げ! リスクコミュニケーション入門」岩田健太郎著

「コロナ前」本。ダイアモンド・プリンセス号に乗込み、追い出された神戸大教授。この本はウイルスのことではなく、「有事」にどう伝えるか、コミュニケーションに重点を置いた本です。平時にも役立つ知識。まずは正確な理解と丁寧な言葉が肝要。

8.「新型コロナウイルスの真実」岩田健太郎著

「コロナ後」本。私は岩田氏の専門性には、聴くべき点が多くあると思います。コロナ前からの活動や発言がその根拠です。例えばコロナウイルスは、空気感染はほぼないこと。それがマスクより環境洗浄より、手洗いが有効な理由。免疫力は高めることはできなくて、保つことが肝要など、話がわかるとやることもわかります。

9.「社会はどう進化するのか」ディヴィット・スローン・ウイルソン著

別の本に、「ウイルスの重要なはたらきとは、遺伝子を自分の遺伝子に取り込むことで、突然変異を起こして遺伝情報を多様にし、進化を促進してきた」こととありました。つまり仮にウイルスを撲滅すると(できませんが)、進化も止まると。では人や社会はどう進化してきたのか?、という問いを検証するため読了。

10.「コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画」冨山和彦著

「はじめに」の日付が2020年4月15日。冨山氏が1週間で書き上げ緊急出版した、超「コロナ後」本。来月後編の出版も決定。で、経営者としてこの危機にどう対処すべきか。厳しい言葉の連発銃。産業再生機構時代から数々の企業再生を経験された、冨山さんの言葉は重い。リーマン時の経験は役立つと確信しました。

事実は医療、微生物、経済、歴史、社会構造、倫理、欲望など、様々なファクターが支えあって構築されています。何か一つだけを考えるのは、それがどの一つでも、偏っていると考えるべきでしょう。表層に流れる情報だけで判断せず、パンデミック前からあった事実と、いろんな立場の人の話を総合して、自分の仮説を立て更新したいと思います。

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