社員ブログ

こころの科学

先日、京都大学の心理学系の研究者が企画する「心の先端ユニット」主催の、「こころの科学と社会をつなぐ」というオンラインセミナーを受講しました。こういう最先端の知見にオンタイムで触れる機会が、この半年でグッと増えた気がします。ありがたいことです。基調講演は、「こころの未来研究センター」の内田由紀子教授。心理学の調査はこれまで、実験、調査、観察、事例などの手法を用い、「科学的に」心を研究してきたと。

昨今は企業からの依頼で、幸福度や感情を測定するという調査が増えていると。企業はこれを何に活用するかと言うと、例えばマーケティングや製品開発。これは提供するサービスや製品の、成果指標として使うとか。また社員満足度や健康やモチベーションの測定。これも客観的データとして出すことで、「根拠」を持って制度設計をする狙いがありそう。社会貢献、心の豊かさ、未来予想図を考える等、国や地域からの依頼も。

調査で大事なことは、調査「技術」だと。アンケート1つを取っても、質問用紙をどのようにデザインするのか、問うのかが肝。そこは心理学的にプロを入れた方が良いが、まだまだその認識が浸透していないのが現状だと。またデータ解析手法も、高度な心理統計を使うので、解釈する側や企業側にも統計リテラシーが必要になると。更に更に、そういうある種の「主観」「顕在化」データではなく、血液検査で数値を見る方法もある。

血液から「CTRA遺伝子」を抽出し、その炎症反応を確認するという方法。いわゆる喜び、「快楽(Hedonia)」の感情が起きる時、CTRAに炎症反応が出るらしいのです。逆にその時はイマイチでも、後でよかったと思えるような経験や学習、これらの「幸福(Eudaimonia)」は、CTRAの炎症反応を低下させるのだとか。つまり意識に上る感情的な喜びには、リスクもあると言う。興味深い。でも測定は大変。こころと科学、最先端を学びます。

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