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噂の”刃”

今年の一字は「鬼」で決まり!というくらい、すごいブームになってますね「鬼滅の刃」。結局その雰囲気に負けて、読みましたコミック22巻(現在未完)。尚、映画はまだ観てません。ということで私は、嘴平伊之助と鋼鐵塚蛍が好きです(笑)。なんと言ってもこちらも後追いの手合いですから、なぜこれほどまで流行ってるんだろうと、最初からやや斜めに構えながら読み始めたことを、まず告白しておきましょう。でも確かに面白い。

ネタバレにならない程度に、特徴を考えます。まずは群像劇です。ドストエフスキーも「キングダム」も「暗殺教室」も同様。当然長いけど、連載は既にちゃんと完結しているという辺り、好感が持てます。また舞台が大正時代の日本。ですがやや江戸から明治を彷彿とさせる風俗で描き、更に古層にある「鬼」の討伐をテーマにしている。鬼はもともと人間です。でも各々が抱いた、寂や恨や憎を「鬼舞辻無惨」に利用され鬼にされる。

主人公「竈門炭治郎」は、自分の留守中に母と家族が惨殺され、一人生き残るも鬼の血を浴び「鬼」となった妹の禰豆子を、人に戻すべく鬼討伐に向かう。しかし固有名詞、全く読めないですよね。でも知ると読めてくるのが、楽しい(笑)。鬼が跋扈するのは夜。太陽の光に弱い。漢字の強面な感じも、闇のイメ―ジと呼応する。鬼は強く、人は弱い。鬼は人を食い永らえ、人は傷つけば死ぬ。鬼は単独で戦い、人は協力して戦う。

この話は「弱さ」がキーだと思いました。炭治郎も初めはすごく弱い。そしてその弱さをずっと引きずって行く。夢や痣も大きな役割を示す。鬼は結局、強い刃で倒れるというより、最後は己の念で自壊する。とにかく鬼は悪いのだけど、人の潜在力は鬼との戦いによって引き出され、人の優しさによって鬼は、人だった時の記憶を思い出し成仏できる。一人一人の悲しい過去が、多くの現代人に響くのかもしれない。肆の型、打ち潮!

20111901

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