血を捧げよ。(献血)
先日、大きな書店で本でも探そうと街に繰り出したはいいものの、財布を家に忘れてきてしまい、もうすでに何しに来たのかわからないという悲嘆に暮れていた。
新刊や気になる雑誌に諸々目を通して目星をつけ、どうせ買えないのだからあまり欲しくならないようにじっくり見ないようにして、そさくさと店を出た。
すると、目の前に赤十字社の車が停まってるのが見えた。
車の横に立てかけてあった看板の中のけんけつちゃん(献血のマスコットキャラクター)が「O型の血が欲しい!」とつぶやいていたので、これは行くしかないと思い、早速袖をまくりながら車に近づいた。
初めて献血をしたのは学生の頃で、もう2年前になる。
スタッフの方に前回のデータと異なる箇所がいくつかあったので尋ねられ、あれから色々変わったんだと自分の中で感じるところがあった。
さて、体調も悪くないし大丈夫だろうということで、今回は400mlを献血することになった。
車内で長椅子に横たわりながら抜かれている自分の血液を見ていると、不思議な気持ちになる。
こんなに赤いのか、とか、結構抜かれてるなぁおい、とか。
抜かれた分は水分補給してくださいね、と看護師の方に言われていくつか飲み物を渡される。
いつだって水は美味しい。ごくごくと勢いよく飲み干したらスタッフの人に、え、もう飲んだのですか、と若干惹かれた。反省した。
献血の謝礼品としてティッシュ5箱(多い)とレッドブル1缶に、ドトールのドリップコーヒーまで付けてもらえた。
こんなにもらって申し訳ない。そう思いながら、いろはすをもう1本飲み干していた。
献血ができたということもあって、若干の達成感を得られたのは幸いだった。
自分の血が誰かの助けになりますように。
そう願って、その日の夕食はレバニラを作った。
また献血しよう。
献血した日の夕食が、レバニラというのが好きかな。
コメントありがとうございます。
自分もその箇所が気に入っております(笑)。