社員ブログ

over the 七草粥

先週金曜日は、七草粥を食べました。我が家では毎年、一月七日の朝に七草粥を食べています。子供らは現在一人暮らしでも、この日はどうしても七草粥を食べたいと言います。年末年始に結構、「こってり」した美味しいものを食べるので、少しお腹を労わるというか落ち着けるために、あっさりしたおかゆを食べる、という感じかなと何となく思っていました。その夜中国語の授業で、中国の「八草粥」の話を聴いて見方が一変。

正しくは「腊八粥(ラー4バー1ジョウ1)」。「腊」というのは、日本で言うと睦月、如月のような言い方で、十二月を表す言葉。つまり「腊八」は、「腊月的八号」=十二月八日のことです。十二月八日と言えば、お釈迦様が厳しい修行を行ない飢餓で倒れ、その時に村の女性が差し出した粥を食べ体力を回復し、悟りを開いたとされる日。だから腊八粥は、体力をつけるためにパワーの出そうな食材がたっぷり入っています。全然違う!

またこの日付は、旧暦で語られています。なので腊月八号は、お正月用のお酒を仕込む日でもあります。この日からお酒を仕込むと、ちょうど3週間でお酒ができる。だからここから旧正月の準備が始まる。栄養のつくものを食べて、さあこれから3週間、お正月を迎える準備をするぞー!というのが、腊八粥を食べる意味。煮込んだ粥が赤くなり、砂糖もかけて甘くする。表面的に見たものが転じて、それはぜんざいのような料理に。

こういう話を聴くと、日本は今どんどん節句文化を失いつつあるなと感じます。祝日は単なる休日ではないはず。最近欧米に合わせ、12月決算の日本企業が増えています。just ideaですが、日本は企業決算や学校始業をグローバル基準に合わせて、その代わり生活文化の暦を旧暦に戻す、Wスタンダードにしては?そしたら風習と季節が合う。ビジネスや教育とは分ける。欧米にもアジアにも合う。七草粥の湯気に想いを馳せる。

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