陰徳善事
会社のデスクの上が、混沌としております。いやあ、このジャングルをかき分けて、どしどしと仕事を片付けていかねばなりません。ハイ、がんばります。しかしこんな状況下でも、却って判断力が研ぎ澄まされてくるなと感じる瞬間があります。それは、”研ぎ澄まされる”という語感とはちょっと違う、全身的なぼわっとした感覚で、反射的に「わかる」という状態です。
どういうかこう、穏やかなのです。あ、それは違う、と。あるいは、それは正しい、とわかってしまう状態。今、これをしなきゃいけないという、世に言う「優先順位」というのも、こんな感じで全身で了解できます。だからその時は、一見無駄なようなことも、ちゃんと横入りさせるのです。「陰徳善事」という言葉が、私の目に飛び込んできたのも、そんな時でした。
経営者大学でお世話になった、田須美先生から昨日届いた、「Bimonthly Words」にその言葉はありました。伊藤忠、丸紅、高島屋、日本生命など、日本を代表する有力企業の経営者を輩出した、「近江商人」の考え方を紹介したものです。報いを求めず、「裏の三方よし」の実践に能力を費やす。たいへん勉強になります。ジャングルの中で、読み耽ってしまいました。
ビジネスのいろんな新しい手法が開発されます。データで裏付けられ、英語のネーミングがされる最新の手法・考え方。でもなぜか私は、こういう明治期から昭和期にかけての時代に、「経営」というものの考え方を、日本で作った人達の物語に、とても惹かれます。心が納得するのです。そうなると、やはりやらねばと思い、またジャングルに向かうのです。

この前の「直感」ではないですが、石川さんはゾーンに入って仕事をされることがあるのですね。やはりそれは、携わっているお仕事を、根っから好きでやっているからなのでしょう。
「陰徳善事」にしても、掃除にしても、このブログにしても、石川さんにはブレがないですね。
「Not all who wander are lost」
最近は石川さんのブログを読むことと、この言葉を携帯の壁紙にして頑張ってます。
いつまでもいい意味での「Wanders」でいたいものです。
投稿者 chang : 2006年09月06日 18:42