忙中閑有り…
「忙中閑有り」という言葉、皆さんご存知ですよね。でも、この続きって知ってます?ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この言葉は「六中観」という言葉の一節です。つまり、「○中に×有り」という対の言葉が、6つあるうちの最初の一つだ、ということです。今日は、そのご紹介。
「忙中閑有り」:忙中に掴んだものこそ本物の閑である
「苦中楽有り」:苦中に掴んだ楽こそ本物の楽である
「死中活有り」:自分の身を省みず行動することの中にこそ活路がある
ここまでは、どこかで聞いたことありますよね。更に、3つ続きます。
「壺中(こちゅう)天有り」:どんな境涯でも自分だけの内面世界とそこから見つめる天を描ける
「意中人有り」:心中には尊敬する人、この人はと思う人物を持っている
「腹中書有り」:常に懐には書物がある、つまり常に学びの姿勢である
というので六中観。「平成」の名付け親、安岡正篤氏の言葉です。
私は、この言葉が好きです。特に、後段の3つ、更に言えば最後の「腹中書有り」。万物を巡りここで急転回して、言葉がリアルに懐に入ってくる感じがします。文全体としても締まるし、言葉としてもかっこいい!
最近の社内の動きは、まだ胎動かもしれませんが、力強いものを感じます。それは、ミーティング時の視線がきちんと前を向いていたり、興味を持った本を自発的に貸し借りしだしたり、素直な気付きや学びを言葉で表現してくれたり…と、そういうことです。一人一人の意識が、沸点に達する時。それを楽しみに、待ちます。

安岡正篤氏のお薦め本がありましたら、是非お教えください!
投稿者 さきもと : 2006年09月08日 07:18