ヒヨドリスト
先週、会社の5Fベランダにヒヨドリが巣を作った話を書きましたが、以来ヒナが元気に育っているか妙に気になって、時々見に行っていました。そのうち、親鳥がエサをくわえてやってきて、口伝えにエサを与える瞬間も、何度か見ることができました。いや別に、そんなに仕事をサボっているわけではありません。ヒナには、しょっちゅうエサをあげなきゃいけないのです。

今日もヒナを見に行ってみると、何だか巣が静かです。周りにいた社員に訊くと、どうやら昨日巣立ったらしいとの情報。何人かの人にもう少し詳しく訊いてみると、1Fで西井君が面倒を見てくれてるらしい。早速1Fに行ってみると、西井君愛用のバイクの上に小さな箱を置いて、そこにヒナを入れて見てくれてました。巣立ったというより、巣から落ちたという感じのようです。

「どうもまだ上には飛べないみたい」、西井君は言います。西井バイクから飛び立つと、しばらく宙を舞って、そのまま放物線状に緩やかに落ちてきます。駐車上に着地したヒナを、西井君がまた拾い上げて、バイクの上の仮住まいに返してあげます。西井君、優しい。隣の家には猫がいます。上空ではカラスも狙っています。だから自分のバイクの上で見てあげてる。

そんな中へ、親鳥がエサを運んできます。ちゃんとヒナは鳴くし、それを聴きつけて親はちゃんとやってくる。人間だって、鳥にすりゃそりゃ怖い存在のはずです。それでも、少し遠くで安全を確認して、隙を縫うようにスーっと飛んできます。すごいなあ…。そんなこんなを、西井君は1Fで荷受をしながら、見守ってくれてます。優しいなあ…。何とか育ってほしいな、ほんと。

