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社員ブログ


2010年03月03日

弱者の兵法

昨日、住友生命さんからご招待いただき、前東北楽天イーグルス監督野村克也氏の、講演会に行ってきました。京都ホテルオークラ4F「暁雲の間」は、500人くらいですかね?とにかく満員です。演題は「弱者の兵法」。貧しい生家、テスト生として入団した南海、そしてヤクルト、阪神、楽天と最下位チームの監督。スタートラインが常に、「弱者」だったと仰られました。

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しかしまあ、テレビなんかで見るあの「ぼやき」節は、そのまんまですね。話し方はこういっちゃあ何ですが、本当にウダウダと「ぼやく」ようで、決して「上手な」スピーカーではないと思います。けれど、聴かせる。一体どこまで遡るんだというくらい、ご自身の生い立ちから延々語られ、野球選手としての話よりそういったプロになるまでの話が長い。あとは監督の時の話。

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結局それはなぜなのかと思うと、要するに「弱者」を語るためなのです。「弱い者は強い者と同じことをやってたら絶対に勝てない」、「弱者には弱者のやり方がある」、「弱者が勝つのは至難の業」。全て野村氏の言葉ですが、自分は天与の才も環境も持たない「弱者」で、その自分がプロの世界で結果を出すためにやってきた方法、それが「確率を高めること」だと。

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面白いのです。ウダウダ喋ってらっしゃるのですが、ここぞという教訓めいた話になると、急に背筋が伸びる、声が大きくなる、パシッと言われるのです。ウダウダはマイクに斜めに構えて話し、教訓は正面からまっすぐ語る。どこまで意識してられるのかわかりませんが、そこが百戦錬磨の大将の大きな魅力です。50年の野球人生。「まさか」の先に何かがあるようです。

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コメント

確率…選手の時は10回打席に立てば7回アウトでもいいとゆう
   考えのことですかね??

確率…監督の時は140試合の内85勝すればってことですかね??

    変なコメントですいません。

ひとつ言えることは間違いなく名選手であり名監督です!

投稿者 キャンプ : 2010年03月03日 18:57

ここで言われてた「確率」というのは、例えばボールが二つ先行した時に、このピッチャーはストライクをどの球で取りに来るとか、こういうタイミングでこういう握りが見えた時は、スライダーが来やすいとか、そういう「確率」のようです。

野村さんは捕手であり打者なので、「ピッチャーのクセ」を例として、挙げてらっしゃることが多いのではと感じました。同じような表現でも、「山をはる」というのは特に根拠がない想定のに対し、「球を絞る」というのはある程度根拠のある推論だという点が違いです。

「弱者」が打者であれば、そのシチュエーションで配給される次の球を、確率的に高い方に賭け、そこに向けてスイングするようにする(そのためにスイングの練習自体は猛烈にする)という意味です。

話されてたのは、そういう意味です。言葉足らずですいません。尚、私も「負けに不思議の負けなし」とか、「野村ノート」とかの著書も読んだ感想も含め、間違いなく野村氏は稀代の名選手・名監督だと思います。

松下幸之助翁と同じで、貧しさと学問で苦労され功を成し遂げた名将は、分析力があり文章がうまいなあとも思いますね。人間のしわの間から出てくるようなオーラが、その人の言葉の魅力なのだなと思います。

投稿者 タケ : 2010年03月04日 12:21

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