しいたけを育てよう

日曜日あいにくの天気でしたが、モデルフォレスト活動で美山に行ってきました。活動を始めた2008年3月、最初に植林した山に遠目でも少しわかるくらい、苗木が育ってきました。2年の月日、早いものだなと実感です。同時に、あの時「やってよかったな」との想いでいっぱいになります。美山の人、京都府の人、協力してくれた皆さんに、感謝の想いが湧いてきます。

この日は、今までの活動とはちょっと趣きを変えて、しいたけ作りにチャレンジ。秋に間伐した広葉樹をほだ木にして、しいたけの菌を打込み、これから2回の夏を経て、しいたけを育てようという企画。この日は、コナラの木を用意しました。この木に、電動ドリルで穴を開け、そこにしいたけの種菌をハンマーで打込みます。その後の繁殖を考え、穴はちどりに開けるのがコツ。

私のゴルフ用の雨具は、↑こんなところで役に立っています。私は以前、キノコ類が森で果たす役割を聴いて感心しました。キノコは森の倒木などに付着し成長します。ちょっと不気味な感じのキノコもありますが、森の中で倒れた木に残っている養分を、キノコが吸い上げることで、結果としてバクテリアが朽ちた木を分解し、土に還す時間を速くする効果があるのです。

↑うちの「3」藤田が、開けた穴に菌を打込もうとしています。考えてみると、この間伐材を利用したしいたけ作りって、この自然の作用と全く同じことを、人間が学習してやっているのです。どんな木が良くて、どんな状態に穴を開けるのが良くて、どんな風に管理してあげるのがいいのかなど、全ての答えは自然に習うことに。実際今もそうやって「森の知恵」を活かします。

↑これは、菌を打込んだほだ木に、枝打ちした杉の葉のついた枝を被せています。こうして梅雨くらいまで少し温度を保ち、敢えてジメジメした環境を作り、菌が着床するのを確かめます。しいたけ菌は雑菌と30℃以上の温度に弱いので、着床が確認できたら今度は風通しが良くなるよう、夏前にほだ木を「井げた」や「よろい」に組直します。繊細な作業だなと思います。

これを自然は、まさに「自然に」こなしているのですね。本当にうまくなってるというか何というか。。自然は人間が計画してできるような、単純で一面的なものではないことがよくわかります。この日、60本約1200床程度の植付が完成。「二度の夏を越えて」という時間軸が、また楽しみを膨らませます。山や森の「恵み」の豊かさが、人間にはやはり必要なのでしょう。
