2012年01月19日
続・大人の流儀
入院中に読んだ本の二冊目。
伊集院静著である。前作と同様に最近の若者に対する大人としての忠告的な内容が続くが
続編は昨年の大震災後に書かれており、若者だけでなく世の政治家・官僚・学者の無責任
行動力の無さにも及んでいる。
自ら言っている通りの呑んだくれ、ギャンブル好きの作家ではあるが、世の中の道理や礼儀
義務など危機に際してとらなければいけないポイントはしっかり捉えているのは流石である。
特に終盤に掻かれている仙台の自宅で遭遇した震災の記録的な日記は、被災した人でない
と分からないような、東北人の粘り強さ、我慢強さ、隣人への思いやりや、危機に遭って初め
て知った夫人の防災の備えの有り難さなど気持ちの彩まで表現されている。
それにしても、被災地から遠く離れているとは言え、いつ何時襲ってきてもおかしくない関西
にあって、何の防備もしていない自分が、如何にまずいことであるかを思い知らされた。
投稿者 admin : 14:11
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2012年01月17日
下山の思想
昨日の書いた入院中に読んだ本の感想です。
先ず1冊目、五木寛之著「下山の思想」です。
日本が戦後の荒廃から、欧米先進国を目標としてわき目も振らず懸命に働き、遂には
米国に次ぐ二番目の経済大国に成長することが出来た。但しその副作用として、政治、
福祉、教育、道徳、環境など様々な課題を犠牲にしたところが今にして現われて来た。
登山には、頂上を目指してひたすら登ること、そして頂上を極めること、更に無事麓に
下山することが出来てはじめて成功とされる。
日本は、頂上を極めた。次は下山となるのが当然なのである。下山とは何だかマイナス
のイメージがあるが、ただ単に衰退、低迷、縮小の下山ではなく、登頂するために多くの
研究開発、技術革新、蓄積をしてきたのであるから、登る前の惨めな状態に戻るのでは
なく、もっと豊かな麓に辿り着くことであり、更にただ頂上を見つめての登りと違って、
下山の時には、足元に咲く綺麗な高山植物や、遠く連なる峰々、更には大海原までも
眺めながらの心豊かな足取りの筈であり、広い見識を身に着け成長しての帰還であり、
次の登山への出発点であると説かれている。
私はこれを読んで、人の一生を思った。年をとった勢かも知れない。
人生の頂上は50~60歳であろう。とすると私は明らかに下山をしていることになる。
これは、体力、気力や欲の衰えから感じる事が出来るので、今更言うことでもないが、
本書では下山時には見識を広め、心豊かになれるとある。ということは、これからも
周囲に目を配り、見識を広めていけば、第二の人生を目指して再び成長して行けると
いうことであり、何だか自信が湧いてきた。
投稿者 admin : 13:58
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2012年01月16日
入院生活
新年早々の入院生活である。入院は10年以上前以来久し振りだ。
暮れに骨折した右手首の手術である。病院は山科にあるI生会で、家族は度々お世話に
なっているが、私は初めてだ。最近新棟が建ち、随分とゆったり綺麗になっていた。
入院手続きから手術、そしてその後の医師・看護師・職員の対応も懇切丁寧である。
食事も美味しい。治療の責任問題や患者の満足度など、競争も含めて病院経営者の
気の使いようなどご苦労が伺われる。
術後麻酔が切れてからその夜は痛くて眠れなかったが、翌日には痛みも和らぎ、点滴も
外されると後は日にち薬だ。回診・リハビリ以外は時間を持て余す。短い入院なので誰に
も知らせてないので見舞いもなく、TVも土日・祝日のラグビー・サッカー決勝戦以外興味
もなく、新聞・本を読みながら時間の流れるのを費やす。お蔭で瞬く間に二冊の本を読み
通した。
次の本を買わなくてはと思っていたら退院の許可が出て一週間の入院生活が終わった。
寒い時期、暖かい所で久し振りにゆっくりした新年であった。
投稿者 admin : 09:22
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2012年01月05日
新年おめでとうございます
2012年が明けました。今年は年男でスタートダッシュと思っていましたが、不徳の致す
所で右腕を三角巾で吊っての年明けとなりました。
暮れの30日に裏籔で竹を切っていて足を滑らせ、右手首を骨折してしまいました。
病院の救急治療に駆け込み、応急手当をして頂きましたが以来左手だけの生活をして
います。
考えてみますと、昨年東日本をはじめ世界各地で不幸な出来事が続いたのですが、
最後に私にも降りかかったのかと思います。
今年はハンディを抱えたスタートですが、甚大な被害と被られた方々に比べれば、
そんなに大したことではないと、今年はこれを乗越えて頑張って行こうと思っています。
右手が使えない生活ですが、何とかやって行けるものだなあというのが実感です。
着替え、食事、入浴、パソコンなど時間は少し掛かりますが出来ますし、朝の体操・
散歩も従来通りです。出来ないのは自動車運転、文字を書くこと、紐を結ぶ事などです。
今は出来る限り、人の手を借りずに自分でやって見ようと決めています。
今年は辰年、ふるい立つ昇り龍の意気込みで望みたく思っています。
今年も宜しくお願い致します。
投稿者 admin : 14:05
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2011年12月29日
今年を振り返って
今年も押し詰まりました。
毎年激変とか激動の年と言っているように思いますが、今年こそ正に激動の一年だった
ように思います。 世界中で自然災害が続き、政治が弱体化し、政権が倒され、経済が
行き詰まり、人の心が乱れ、先行き不透明感が漂っています。
しかし、我国の国民はよく耐え、よく助け合い、懸命に回復しようと頑張っています。
そして多くの事を学びました。
私個人としても、多くの地を訪れ、多くの経験をし、多くの出会いがあり、多くの事を知り、
多くの事に気付かされました。古希を超えたとは言え、まだまだ未知の事の如何に多い
ことか。まだまだ夢を描き、好奇心を抱き、成長を目指して人生を充実させて行きたいと
思っています。
今年一年多くの方々にお世話になりました。あらためてお礼を申し上げます。本当に有
難うございました。来年も宜しくお願い致します。どうか良いお年をお迎え下さい。
投稿者 admin : 15:34
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