見つけてしまった
私の小学生の頃のお話です。美容院の商売をしていた母の朝は忙しく、よその家みたいにお味噌汁とあったかいご飯なんか作ってくれません。子供の口でも飽きてしまう安物の食パンをトーストしたものと、インスタントコーヒーが毎朝の私の朝食でした。
ある日のことだったのですが、「これ飲んでみ」と出してくれたのは幸せ色の(何故そう思ったのかは、分かりません-もしかするとそんなイメージのCMを無意識に記憶していたのかも)初めて飲むコーンクリームスープでした。
”!”
もともとおばあちゃんのうちで出してくれる、茹でたトウモロコシに目がなかった子供ですからコーンクリームスープはおいしく感じないはずはありません。母が教えてくれたインスタントのスープは”クノール”で、黄色を背景したおいしそうなスープの写真を緑色で縁取り、赤い”Knorr”のパッケージはそれ以来、買い物についていくといつも見つけてしまう、ちょっと外国のカッコよさも感じさせるお気に入りになってしまいました。
ところで、当時は”ポタージュ”もありましたが、最初はじゃがいもの味と舌触りに慣れずたまに目先を変えて買って来た母を恨んだものです。が、嫌々飲んでいるとちょっと酸っぱい赤い小さな具が入っていることに気がつきました。滑らかなコーンクリームに比べて、その小さい具が口に残るもの嫌な理由でしたが、だんだんちょっと酸っぱくて、おいしい小さな赤い具が好きになり、つられてポタージュも好きになりました。そんな好みの変化を自覚した時、「大人になったなたぁ」と思ったものです。
今にして思うと乾燥トマトの小片と思うのですが、いまはもうラインナップから外れて味わうことができません。しょうがないから、休日自分で作ります。でも、ちがうんだよなーあの味と…。
こんなブログを書いたのは、ある食品メーカーさんのHPを見ていたからなんですが、工場が見学できる!!!
絶対行くぞ。
