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帰国してしまいましたが・・・。

会頭ミッション6日目をアップしたいと思います。
前日に西安に入り、西安ハイテク産業開発区の視察に午前中に行きました。

ハイテク開発区と呼ばれるだけ、象徴する建物でした。入口には先日の軍事パレードで使用した無人車が並んでいました。


横目で見ながらいよいよ中へ


入口にあるテレビで西安ハイテク産業区に訪れた中国の要人を伺いました。


これを見ると中国自体が国を挙げて技術の革新、ハイテク産業の成長に注力していることがひしひしと伝わってきました。中国には技術が必要であるということの証明でしょう。この西安の地区は国自体の技術力向上のための開発区の設置だと感じます。日本はこの点では同じような施設はあるのでしょうか?
疑問に思いました。
日系企業も多くこのハイテク開発区に参入しています。見るとやはり技術のある企業ばかり。

中国では10万元くらいの車がよく売れるそうです。しかもバッテリーカー(ハイブリッド?)がよく売れるそうです。ちなみにT社のハイブリッドは12台しか売れなかったそうです。


その後、ハイテク開発区の模型を使った説明をしていただきました。

西安ハイテク産業開発区の売上推移をみると、1991年には2.1億元だったものが2008年には2410.55億元になります。すさまじい成長スピードです。中国のキーワードは「スピード」と痛感します。
少し時間があったので会議室での質疑応答になりました。

そこでは西安開発区の特徴を聞くことができました。重視していることは「イノベーション」。開発区らしいキーワードです。研究・開発したものを成果としてアウトプットすることも述べられました。
この2点からは、常に改善を行い新しいものを創造する、そしてインプットしたものをアウトプットするということの重要性を感じました。スピーディーにやることもそうです。常にイノベーションを行い、成果としてアウトプットをスピーディーに出す。これは当社の人材育成にとても相通ずるところがあると感じ、参考にできると思いました。
人材の供給、人件費の安さ、科学技術力なども挙げられました。西安には大学が多く、人材に恵まれていること、中国発のICチップの開発や人工衛星の開発などの技術産業の基盤のある街です。
納得できる理由ですね。
又、西安は中国のほぼ中央部に位置しているため中国全土の物通の拠点になることもできると述べられていました。沿岸部をサポートし、工場やメーカー誘致に積極的でした。
最後に記念にパチリ。

見学を終え、今度は「西安市経済状況説明会」を聞きに移動です。



この経済説明会はほぼ先ほどの開発区でのお話でした。印象に残ったことは企業を誘致する思いや熱さはすごかったです。ちなみに遣隋使や遣唐使などで日本ともつながりの深い西安(長安)。最初に出た写真が吉備真備でした。あの写真、僕の実家の近くにある真備公園の碑じゃなかろうか?と思いながら僕のふるさとの出身の吉備真備が出てきたときは西安にとても親近感を感じました。
はるか唐の時代。栄華を極めた西安が、これからハイテク開発区、そして中国物流の要所として脚光を浴び、そして著しい成長を遂げています。成都と言い、内陸部の存在が重要になってきていると感じました。いよいよここまで来たかというのが正直な感想です。
その開発スピード、大学との連携をしながらの産業界の発展など勢いの違いを痛感します。
その中国のスピードについていける、社内イノベーションや感性を持たなければならない時代が到来しました。
午後からの兵馬俑の観光はまた後日アップします。お楽しみに。

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