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芥川賞・直木賞の各賞ダブル受賞!

昨日の夜にぼんやりニュースを見ていたら、芥川賞と直木賞の受賞作品の発表の様子が放送されていて、今年の受賞作品を知ることができた。
芥川賞を受賞したのは、李言峰さんのファンタジー小説『彼岸花が咲く島』と石沢麻依さんの『貝に続く場所にて』の2作品が選ばれた。 そして直木賞は佐藤究さんの『テスカトリポカ』と澤田瞳子さんの『星落ちて、なお』の2作が受賞したとのこと。

実は各賞がダブル受賞となるのは、10年半ぶりだということで、久々のダブル受賞に都内の書店はざわついているらしい。
おうち時間が増える昨今の事情を鑑みてのダブル受賞、というわけではないとは思うが、そんなことを思ってしまう今日のこの頃。
現代の人の思想がどのような潮流にあるのかを感じるうえでは受賞作を読むと参考になる点が多いので、近々書店に行ってこれらの作品を手に取ってみたい。

そういえば、芥川賞受賞者の一人、李言峰氏は台湾出身の方で、母語ではない言語で小説を書いて受賞に至っている点はとても驚きだ。
今回の作品は、記憶をなくした少女が主人公で流れ着いた島では男女が違う言葉を学び、女語を習得した女性があらゆる儀式を執り行い、島を管理するといった物語だそうだ。
ある種の寓話なのかもしれない。
読むのが楽しみである。

2 Responses to “芥川賞・直木賞の各賞ダブル受賞!”

  • 石川 武 says:

    李琴峰さんですね。以前から外国人で、芥川賞に最も近い人の一人だと言われていました。私は「ポラリスが降り注ぐ夜」を、日本橋の本屋さんで「ジャケ買い」ならぬ、「題」買いして読み、素晴らしい!と思っていたので、今回の受賞本当に良かったなと思っています。訳書でも台湾、韓国、中国、タイ、マレーシアなどアジアの小説は、マイブームの1つでもあります。またそのうちサテライト文庫で、コロナ下でも行ける「一冊の世界旅行特集」したいと思います!

  • 西山 友貴 says:

    コメントありがとうございます!『ポラリスが降り注ぐ夜』はタイトルが凄くきれいで目を引きますね。自分もぜひ手に取ってみたいです!
    自分も最近になって韓国・中国文学に興味が出てきたところでしたので、会長の次回のサテライト文庫ラインナップを楽しみにしております!

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