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ある意味、涼しい。

暑い暑いと言っていても仕方がないので、ここは一つ涼しくなるような作品でも見ようと決めた。
今が夏ならば、真逆の時期の冬を舞台にした映画で見れば涼しくなるのではないかと思い、色々並べてみる。
ちなみに、こういう時はホラー映画(特に和風ホラー)を見るのが定番と聞くが、夜にトイレに行けなくなるのが嫌なので今回はパスすることにする。
なお、今後も見ることはないと思う。

そしたらば、前から見ようと思って忘れていた、ディカプリオ主演の作品『レヴェナント 甦りし者』が思い当たる。
アメリカ大陸開拓期、厳しい極寒の中での息子を殺された男の復讐劇・・・うん、冷えそう(いろんな意味で)。
というわけで見てみる。
最初のクマと戦うシーンでお腹いっぱいになった。クマに襲われてディカプリオが瀕死になっている横で、自分はホラーとはまた違う怖さを味わっていた。
何とか生き残り、なんやかんやあって息子が殺され、復讐劇が始まる。
この作品の森や雪、川、空の映像はかなり綺麗で、引き込まれる。冬の大自然の美しさと厳しさが感じられる。これだけでも見る価値があったと思う。
物語を見終わる頃には冷や汗をかいていた。

映画を見て、どっと疲れたのは久しぶりだった。
復讐は、やはり空しい。いや、そんな気分になりたかったわけではないのだ。
アイスでも食べようと思ったけれど、映画の身を切るような寒さの感覚を思い出してしまって、冷凍庫に戻してしまった。
なんだか、体表面は暑いのに、内面が冷え切っているという変な感覚に陥ってしまい、しばらく困惑していた。

以上の経験から、その季節と逆の感覚を得ようとすると、体にエラーが生じるのである。
今の時期は今の時期で楽しむのがちょうど良いのかもしれない。

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