光学ブログ『マイクロスコープの選び方』
こんにちは
滋賀営業所の藤原です。
本日の光学ブログのテーマは、『デジタルマイクロスコープの選び方』についてです。
お客さまへは主に以下の内容についてヒアリングさせていただき、最適な機器選定を行います。
①観察倍率について
・ワークや見たい事象(キズなど)のサイズ感
・必要な観察視野サイズ(見たい範囲の大きさ)
などから必要な観察倍率を想定し、レンズを選定します。
既存の顕微鏡などがあれば、ある程度は倍率を合わせることも可能です。
②カメラについて
・ご希望の解像度
・撮影方法(静止画?動画?タイムラプス?)
微細かつ高速で動くようなものの観察には、ハイスピードカメラを提案することもあります。
③作業環境について
・大型でXYステージに乗りきらないようなワーク
・特殊な形状や高低差があり接写ができないワーク
・真空容器の内部にあるワーク
などなど
必要な作動距離についてもレンズ選定の参考にします。
④照明機器について
使用する照明機器によって、見え方は大きく異なります。
・ご希望の見え方(明視野?暗視野?)
・適した照明機器の選定(同軸落射?リング?バックライト?)
⑤計測ソフトについて
・(画像取り込みがメイン or ガッツリ計測したい) 主に左記の2パターンで
提案するソフトが変わります。
お客様独自の計測や、社内システムにデータをアウトプットしたい場合など
細やかな特注対応も可能です。
お客様のご要望に合わせて、最適の提案をいたします!
本日も光学ブログお付き合いいただき、ありがとうございました!