児童虐待の通告義務
昨日弁護士さんから児童虐待の話しを聞いた。
問題化しだしたのは平成になった頃からで、原因はやはり都市化・情報化社会の
ストレスらしい。自分の能力を超えた事柄を処理できなかったり、適応できない人が
ストレスを解消できずに虐待に及ぶことが多いと聞きます。
子供を虐待するなんて信じられないと誰でも思うはずですが、虐待する親の中には、
子供を虐待してしまうことに悩んでいる人もいるようです。
また、児童虐待を知った、或いはその疑いがあるという情報を得た人は児童相談所や
福祉事務所、保健所などに通告することが法律で義務付けられているのだそうです。
（児童福祉法第25条、児童虐待防止法第6条）
秘密漏洩や守秘義務違反との関連が心配されますが、児童虐待の通告義務はそれら
よりも優先され、子供を守ることが最優先であり違反に問われることはありません。
解決策はそう簡単に見つかりませんが、悩んでいる親を責めたり、ひとりで悩まずに
社会全体がネットワークを組んで、一人ひとりの優しさを取り戻すように相談し合える
世の中にすることが大事だと思います。
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