テストコース走行体験
先日某自動車メーカーの工場へ研修に行く機会があった。工場の概況説明の後、車両
実験部の見学をすることが出来た。
先ずテストコースに行き、現在開発中の電気自動車を運転させてもらえた。先ごろ安部
総理も乗ったこの車は評判通り静かで加速性に優れＣＯ2排出ゼロであり、乗り心地満
点であった。市場に出るのが待ち遠しい。
続いて高速テストコースを走らせてもらえることになった。軽車両からワンボックス車、ＲＶ
車、そして近く発売予定のセダンまで次々と車両を乗り換えながらを一週ずつ走ることが
出来た。 初めは１２０～１３０Ｋｍ／ｈでカーブのバンクに入っていくのには恐怖を感じ、
どうしてもスピードを落としてしまうのでバンクの上の方を走ることが出来なかったが、
慣れるに従ってスピードを保ったままカーブを走れるようになり、速度違反を気にすること
なく高速運転を楽しむことが出来た。
次は車両の衝突実験の見学である。５０Ｋｍ／ｈで走ってきた車がコンクリート壁に正面
衝突する様は、大音響と共にその凄まじさにど肝を抜かれ、衝突の恐ろしさを身にしみて
感じた。
続いて電波試験棟に行き、近年いたるところに飛び交う電波から、ＩＴ化された車を守ったり、
車から発進される電波が周辺に悪影響を与えていないかを調べる所と説明を聞いた。科学
技術の進歩に従い、ものづくりにも様々な実験が必要になってきていることを改めて感じた。
その後生産ラインの見学をし、最後にオートギャラリで大正時代から生産された自動車が
年代別に展示されているのを見学。 懐かしい車両に再会出来、昔を思い出すことが出来
た。
ハードなスケジュールであったが、めったに出来ないような体験を多くさせていただき、楽し
く充実した一日でありました。
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