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鬱(うつ)も大事

京都駅ビルが出来て10周年を迎えた。早いものである。完成に合わせて我がRCの
例会場・事務局を駅ビルに移転したのは、ついこの間のように思うのだが・・・・。
開業10周年を記念して「こころの風景」をテーマに五木寛之氏の講演会が行われた。
昨今凶悪事件が多いのは、時代が病んでおり、人の心が壊れかかっているからであり、
「うつな気分」が職場に、社会に激増していると話し始められた。
ところが、広辞苑によると「うつ」とは生命力・エネルギーが溢れている様とあり、その
エネルギーが閉じ込められると愁いとなるらしい。
この「愁い、或いは 憂う」という感情は大事であり、かって若者は国を憂い、世の中を
憂い、未来を憂って激論をしたものである。 が、最近の若者はそれをしなくなった。
従って「うつ」を感じる人はエネルギーが溢れている人であり、「うつ」を感じられない人が
自殺をするらしい。 日本は自殺大国でもある。
世の中には どうすることも出来ないことが必ずあるものである。プラス思考一辺倒でなく
マイナス思考を排除しないで、時には 深くため息を吐き、心萎える時を持つことも大事
であると結ばれた。
豊富な語彙と言葉を巧みに用い、話しを見事にまとめられるのは流石である。
成る程と深く考えさせられる講演であった。

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