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高速道路を自転車で

梅雨も明け、蝉の声が聞こえるようになりいよいよ夏本番です。
先日の新聞に、我国で本格的な高速道路工事を開始して50年という記事が出ていた。
名神高速道路の工事開始である。その場所は小生が住んでいる山科であった。
なぜ最初がそこなのかかというと、山科を北東の逢坂山から南東の勧修寺にかけて
一筋の土手が走っていた。その昔国鉄東海道線が今の山科北部を通るようになるまで
走っていた名残の土手である。用地買収をあまりしなくても良かったので、そこから工事
に取り掛かったのであろう。
当時小生は大学に入った頃で、山科の家から伏見にあった自動車教習所まで自転車で
通っていた。その道沿いが工事現場であった。工事が進み、次第に整地されてくると
工事中の高速道路となる所に入り込み通ることにした。その方が真直ぐに伸びる道で
走り易かったからである。特に叱られもしなかった。
いよいよ舗装されて完成間じかになった高速道路を自転車でフルスピードで走った時の
爽快感は今も忘れられない。
あれから50年、日本全国に高速道路網が張り巡らされ、人が荷物が情報が行き来して
いる。世の中スピード社会になってしまった。高速道路を自転車で走れたのんびりした
時代が懐かしい。

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