社員ブログ

山科義士祭

12月14日は赤穂浪士の討ち入りの日である。
山科では大石良雄がしばらく身を寄せていた関係で、毎年この日に四十七士の
行列が行なわれる。山科最北端にある毘沙門堂から南西部の最近開通した稲荷山
トンネル入口近くの大石神社まで4時間をかけての行列である。途中にあちこちで
「刃傷松の廊下」や「連判状改め」「討ち入り」「切腹」の寸劇があるなど、結構人気の
ある行事である。
今年で34回を迎えるが、今まで見に行ったことがなかった。
今年は日曜日にあたり、天気も良く温かいので自転車で大石神社に出かけた。
子供の頃お婆ちゃんに連れられて行った記憶があるが、それ以来多分60年弱経って
いるが何となく懐かしい所である。
普段は寂しい所だと思うが、この日は屋台なども並び大勢の人が行列の到着を待ち
構えていた。
陣太鼓を鳴らしながら行列が到着した。「えい、えい、おー」と威勢よく掛け声をあげたり
している。浪士のいでたちであるが地元の人たちが寄り集まって行なっており知った顔も
見受けられる。長い距離を歩いて来ていささか疲れ気味であるが、もう少しで到着なので
気合を入れ直して通り過ぎて行かれた。ご苦労さま。
想像以上に見物人も多く、盛上がっていた。景気後退で沈みがちな田舎の自治体や
商店街が工夫を凝らして盛り上げを図っているのに少しは役立っているのを感じた。
よかったら来年には一度見に来られたら如何でしょうか。

その地の岩屋寺に大石閑居跡の石碑がある。

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