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幾何公差って?

最近、図面をみるとよく出てくる“幾何公差”の事がなんだか良く分からないので
先日、大阪の南港にあるミツトヨ関西営業センターへ講習を受けに行きました。
要は幾何公差とは理論上幾何学的に正しい形からどのくらい寸法のずれが
許されているかという事です。
例えば、ある図面の部品を加工すると加工された部品と図面とは完全に同じ
寸法であると言うことはできません。
(図面は理論上正確な幾何学形体の集合とも言えます。)
その部品は極端に言うと図面と比較して歪んだ形をしています。
更にその部品に穴があるとすると、その穴の真の形は楕円形で
あったりおにぎりの様であったりと、図面で示されている幾何学的
な円(真円)では決してないはずです。
そこで、図面上に示される、円や円筒といった形体に対して“幾何公差”
を設けて部品としての性能を満たす範囲で許容する寸法を示します。
でこれを示すことが、その部品に関わる、加工者、測定者にとって
図面の一貫した解釈をする為に必要な事になるという事だと思います。
以上、バーっと書きましたが幾何公差ってこんな感じでないかな?
と自分がまとめる為に書いた様な物なので拙文ご容赦ください。
また実際に測定をしていると、幾何公差の指示に解釈の不明瞭なものが
あったりするので正直混乱することも有ります。
非常にややこしく難しい“幾何公差”ですが今後も更に勉強していこうと思います。

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