東山トレイル
弊社屋上から東山３６峰が一望できる。
先日その一部を京都機工組合の行事でウオーキングした。京都一周トレイルの洛南コース
である。
午前９時伏見稲荷大社から約４０名が出発。何はともあれ行程の無事を祈って本殿に参拝。
立ち並ぶ朱色の鳥居をくぐり抜け山頂近くの四つ辻まで石段を登る。一休み。
既に汗だくの状態。ここまで登ると京都南部が一望出来る。
山道に入り、なだらかな下り道は木立の間を進む。気持ちがいい。
一旦住宅地を通り、再び山道を抜けると突然泉涌寺の門前に出た。一休み。
今熊野観音寺のそばを抜け、山科に通じる滑り石道を横切り山道に入ると、少し険しい薄暗
い登りが続く。昔死者が葬られた鳥辺山の近くで何となく薄気味が悪い。
峠を下ると広い道に出る。五条バイパス（国道一号線）清閑寺山ノ内町である。毎日通勤の
ため車で通っている所であるが、この場所を歩いて見るとどこか違った雰囲気である。
清水寺の裏の入口手前を再度山道に入る。これが最後の登りであるが、そろそろ腹が減り
疲れも溜まってきて足が鈍る。先頭を行く７０歳を超えた方が頑張っているので、もう少しだ
と体に言い聞かせて懸命に歩を進める。
ようやく山頂の将軍塚に到着。時刻は１１時４０分。距離９．５ｋｍを３時間半の予定だったの
で５０分も早い。平均年齢が多分５０歳を超えているグループなので驚きである。
そこで昼食。ビールも届いていた。こういう所での食事とビールは格別である。
近くの展望台からは京都市内が一望出来る。
食後は三条通に向かってひたすら下り、粟田神社に１３時過ぎに到着、そこで解散となる。
ついでに近くの青蓮院にたち寄り、公開中の「国宝青不動明王」を鑑賞。行程の無事のお礼
と世の中の平和を祈った。
この日は手ごろなトレイルを楽しむ事が出来、充実した日であった。
