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懐かしい寺と食事

今年は寅年なので、初寅には参ることで有名な山科の毘沙門堂に行ってみた。
昨年あるゴルフの会で、この寺の叡南門跡とご一緒する機会があり、その縁もあって
久し振りに訪れたのである。何十年ぶりであろうか。
子供の頃の初寅の日には参道に縁日の屋台が並んだものだ。
小学生の夏休みに、境内で林間学校が開かれ、宝探しをしたことを思い出した。
急勾配の石段や立派な勅使門、仁王門は相変わらず堂々としていた。
円山公園のものと兄弟の枝垂桜も花の頃には多くの人を楽しませるのに充分な枝振りを
見せていた。
初めて本堂や霊殿、宸殿を拝観させてもらった。驚いたのは、天井に描かれた龍や襖絵に
トリックアートが用いられている事である。見る角度によって形が変わったり、どの角度から
見ても鑑賞者が中心になる逆遠近法の手法が用いられているのである。
もうひとつここを訪れた理由があった。かねてからもう少し山道を進んだところにある料理屋
で食事をしたいと思っていたのだ。「蕎麦高月」という所である。
近江の木ノ本から移築した茅葺きの民家を利用した囲炉裏のある店で、こたつに入っての 
蕎麦を取り入れた食事は、手を尽くした上品でヘルシーな美味であった。
懐かしいそして満足したひと時であった。

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