国勢調査のお陰で
以前にも記載したとおり、国勢調査員を務めた。
事前準備の上、調査表を配布に50数世帯を訪問した。
ご近所なので、殆どの方は顔見知しりで親しくさせて頂いている方がたであるが、
近くに居ながら殆ど話をしたことがない方も居られる。 また結構独居の方も多い。
折角だからこの際親しくなっておこうと、出来るだけ話しかけるように努めた。
その結果、回収日には玄関で待っていて頂いたり、その後も道で出会ったら丁寧に
ご挨拶頂く方も出来た。 調査員を務めた思わぬ収穫であった。
回答は、多くの方が郵送にして頂けたので、回収は少なくて助かった。
後日の提出日に役所に郵送されたリストにより、確認をすると殆どの方が約束どおり
送って頂いていた。
でも、「まさかあの方が送っていないの」というのが有ったり、 「やっぱり送って頂いて
いないなあ」とか、 失礼ながら「素直に送って頂けないだろうなあ」と思っていた方が
きちっと送って頂いていたり、自分の思い込みを恥入り、人それぞれだなあと感じた。
未提出の方数名には改めて督促状を持参し、再送信をお願いして一応調査員のお役
ごめんとなった。
戸籍制度の起源は、紀元前375年中国の「史記」に「戸籍を為る」とあり、戦国時代に
置いて人的資本の掌握は何よりも重要とのことで始まったとされている。国の重要な
力の基礎となるデーターであり、その作業にかかわることが出来てよかったと思う。
昨今 隣近所の方がどういう方か知らなかったり、話したことも無いという社会が増えて
きていると聞く。
その点、我々の町内では、若者が減り高齢化しているが、近所付き合いも良く、この
機会に一層親しくなれたのも良かった。