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三菱マテリアルツールズ ツールズカレッジ 2日目

三菱マテリアルツールズ ツールズカレッジ2日目が無事終了しました。
今日は、一日ミーリングについての講習でした。
フェースミルカッタから始まり、エンドミル、刃先交換式カッタの3種類の科目です。
その中で、以前お客様にて三菱マテリアルツールズの開発部隊の方と、
営業の方2名の合計4名でとあるお客様にてメーカー立ち会いのもと、
テストカットをさせて頂きました。
その加工は、とてもビビリ易いワーク(ワークの肉厚が薄く、複雑形状の為クランプが弱い)
で、あれこれ切削条件や加工方法を変えながらテストカットをしていきました。
その中で、「エンゲージ角」という言葉が出てきました。
あまり営業をしていても聞かない言葉に???となりました。
後で開発の方に質問をして、ワークとチップがぶつかる瞬間の衝撃を極力抑える
という目的でその内容の話が出ました。
帰社後、今まで受けてきた講習会の資料を見返してもあまり理解できませんでした。
しかし、今日の講習で完全に覚えることが出来ました。講師の方も、
私の質問に分かりやすく教えて頂きました。
本日もワーク図面より商品選定の時間が設けられ、
7人を2つのチームに分かれ、あーでもない、こうでもないとお互いの知識をぶつけながら
選定を行いました。
とある加工箇所の加工方法と商品選定に時間の大半を費やしたところがあります。
単に深さ8mmの径方向40mmの肩削りの加工です。
色々加工方法はあるかと思いますが、私が考えた加工方法は、
①深さ4mmで径方向40mm で2回に分けて加工する方法
②深さ8mmで径方向20mm で2回に分けて加工する方法
(使用する工具はAPX3000φ25 3枚刃)
このどちらを採用するかかなり迷い、考えました。
ひとつは、使用する機械がマシニングセンターのBT40仕様である為、
主軸にあまり負荷をかけられない。これが一番の悩みでした。
①②、どちらが切削抵抗が小さいか。
あれこれ講師の方に質問し、考え抜いた末に出した答えが②です。
それにはある講習内容がキーとなりました。
細かい技術的な話は長くなるので置いておきますが、
解答としては、①でした。
①のほうが切削抵抗が小さいという理由です。
実演があり、①の加工がおこなわれ、そのあとリクエストタイムがあり、
真っ先に②加工をお願いしました。
残念ながら①と②の切削抵抗を比べることはできませんでしたが、
②加工時の機械のロードメーターでは12~13を指しているとのこと。
問題なく加工出来ている。切削音も良好。
本当にとことん納得できるまで出来て充実した一日でした。
明日は最終日、悔いの残らないよう頑張ります。

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