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西教寺に東日本の復興を祈る

お彼岸に滋賀県にある妻の両親の墓参に行った帰りに、坂本にある西教寺に立ち寄った。
桜の頃には参道に花の回廊が出来ると聞いていたが、これまで行ったことがなかった。
行ってみると、実に広大で立派に塔頭が建ち並び、本堂や客殿の狩野派の画いた襖絵、
小堀遠州作の庭園など重要文化財が溢れていた。
また、信長の比叡山焼討ちを受けて当寺にも災禍が及んだが、檀徒である坂本城主明智
光秀が復興に力を注いだと言われ、光秀も明智一族と共に祀られている。
当寺の屋根には猿の飾りが多くある。言い伝えによると、室町時代の徳政一揆の時、この
寺の真盛上人が首謀者と間違えられて山門僧兵の襲撃を受けたが、本堂で鉦を叩いてい
たのは日吉山王の使者である手白猿であったという「身代わりの手白猿」「護猿」の由来に
よる。

東日本は大震災に見舞われたが、このような身代わりによって助けれられることが出来
れば良かったのにと思わざるを得ない。
本道の阿弥陀如来に被害者のご冥福をお祈りするばかりであった。
また、この寺には美味しい精進料理がある事を知った。
秋の「菊御膳」の頃か、又は来春の「雛御膳」の頃に訪れたいものである。
そしてその頃には東日本が復興されていることを願う。

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