社員ブログ

世の中安穏なれ

今、京の町は、東西本願寺による親鸞聖人750回大遠忌法要で賑わっている。
西本願寺だけでも今年4月から来年1月にかけて計115座の法要が営まれ、全国から
寺単位に予め決められた日程に従って参拝者が訪れる。

先日我が家の寺でも門徒が団体で参列した。何しろ1回の法要に3500名が参列する
ので、阿弥陀堂に入場するだけでも長い時間がかかる。
内部にはぎっしりと椅子が並べられ、指定された席に着く。両端や後の方の席はモニター
を見ながらの参拝となる。
法要は、門主・新門を中心に多くの僧侶・門信徒による鐘や太鼓・笛に合わせた念仏と
唱える音楽法要である。流石に3500名の正信偈・和讃は凄い迫力で感動する。
東日本大震災の直後であり、世の中安穏なれとは言いがたい状況であるが、だからこそ
被災者の冥福やお見舞いのためにも全国から集まった方々による、一日も早い現地の
復興と平安を願う祈りは真剣であり、尊いものだと信ずる。
勿論その場でも義援箱が回され夫々志が集められた。
この気持ちや祈りが通じることを願う。

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