陽光の旅⑥ ナポリ～ローマ
ナポリから ９時５０分発のイタリア新幹線「アルタベロチタ」でローマへ。
８時４０分ころタクシーでホテルを出たが、直ぐに港方面の道は大渋滞。最初余裕を見せて
いた運転手も次第にあせりだす。
何とか港の構内やターミナル内を利用して中央駅に着いたのは発車１０分前。低いプラット
ホームから重いスーツケースを車内に積み込んだ時にはほっと一息。
プリマクラッセ（一等車）の席は２人ずつテーブルを挟んで向かい合わせ席、我々は窓側に
向かい合わせ席のため、隣には夫々イタリア人の熟年夫婦が座っている。少し狭苦しい。
動き出すと、直ぐに飲物と菓子が配られ、次いで検札が来た。
我々はＪＴＢがくれたクーポンチケットを見せたが、隣の夫婦はプリントしたＡ４の紙を見せて
いた。通路の向こう側の乗客は、携帯電話の画面を示していた。色々なチケット購入の方
法があるのだ。
ナポリからローマーを経てフィレンツエまでは新幹線専用レールがひかれているので、快適
な車窓の旅は約１時間でローマに到着。
駅には、初日に向かえてくれたＪＴＢのガブちゃんことガブリエル君が待っていてくれた。
ローマのホテルはスペイン広場の階段を登った教会の隣にある老舗ホテルだ。
１１時３０分とまだチェックイン出来ないので、荷物を預けてどこかに昼食に行こうかと思って
いたら、何とか部屋の都合をつけてくれて案内されたのが、なんとものすごく豪華な部屋だ。
最上階で５つあるベランダからはスペイン広場からローマ市内が一望出来る角の部屋だ。
大理石の床の広いリビング、二つの洗面所、豪華なベッドルームがある。エレベーターも専
用だ。 オードリ・ヘップバーンやトム・クルーズが常宿としていたというので、ひょっとしたら
この部屋ではないかと思う。
一休みをして、近くに「カフェ・ド・パリ」というおしゃれなカフェがあると言うので、昼食に出か
けが閉まっていた。
付近には他にレストランが無いので、タクシーでサンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ。
「真実の口」がある教会だ。 口に手を入れて写真を撮るのに列が出来ていた。
一応我々も同じように写真を撮った。教会にも入ったが、こちらはひっそりとしていた。
フォロ・ロマーノを眺めながらヴェネツィア広場に戻り、カフェで軽い昼食を採りながら一休み。
スペイン広場に向かって歩き出したが、途中にトレヴィの泉があるので立ち寄った。
やはり人でいっぱい。ネプチューンなど大理石の海神の純白と水の青さはやはり美しい。
また来られるように後ろ向きにコインを投げ入れた。
そこからスペイン広場までは直ぐだ。 一応ブランドの店をウインドウ・ショッピングし、ここも
観光客でごったがえしている階段を登るとそこにホテルがある。
階段を登りながら階段を数えてみると１３７段あった。 一気に上るのはかなりしんどい。
