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お盆とゲリラ豪雨

今年の盆休みも終わった。大震災があり、今年のお盆はひときわ亡くなった方々の冥福を
祈る想いが深かった。
例年通り町内では15日の早朝お墓に集まり盂蘭盆会法要が営まれた。例年日照りが強く、
張られたテントの影に身を寄せることが多いのだが、今年は出かけようとしたらぽつぽつと
雨が振り出して来た。大したことはないと小さい折りたたみ傘を持って出かけた。
墓参りを済ませ、テントでは読経が始まり、新仏の家族を先頭に焼香の列が出来た。
比較的早く焼香を済ませ、久し振りに会う方と旧交を温めようとしていたところ、突然大粒の
雨が落ちてきた。それではと言うことで先に失礼して帰宅に向かったが、小さい傘では役に
立たず、全身びしょぬれで家に辿り着いた。まだ焼香の列に居られた方は大変だったろう。
最近は局地的なゲリラ豪雨が多い。翌16日も孫が来るので、山科の南の方の農園に葡
萄を買いに出かけた。進むに従って空が暗くなり、農園に着く時には車から出られない位
の雨。直ぐに帰るつもりで、二階の窓は開けておいたし、洗濯物は出しぱなし、しまったと
思ったが今更どうしょうもない。
ところが、帰ってみると雨が降った気配が全く無い。農園と自宅では2kmも離れていない
のである。
こんなに局地的に大雨になるのでは、その夜の空模様が心配だ。
その夜は大文字の送り火が行われる。被災地の松を燃やすの燃やさないのと問題になっ
ただけに、バチが当たって雨になるのでは。
というのは、北白川の某所で食事をして大文字を鑑賞することになっていたのである。
幸い雨もなく、近くの高台に登り、こんなに近くで大文字を眺めるのは初めてだ。
並んで燃え盛る火床から立ち昇る煙も赤く照らされ迫力満点であった。
振り返れば、舟形もまじかに見られ、左大文字や遠く鳥居もかすかに眺められた。
思わず手を合わせて先立った方々の魂を見送っていた。

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