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野球規則解説

夏の風物詩となる、第93回夏の甲子園大会も日大三高の優勝で幕を閉じ、
京都では来週から来春行われる選抜甲子園大会の予選が始まろうとしています。
仕事や、所用で多く甲子園の試合を観戦することは出来ませんでしたが、
今大会でよく見かけたルールの適用について出来るだけ簡単に解説したいと思います。
例えば、1アウト・ランナー1塁。
1塁ランナーが盗塁して、捕手が2塁へ盗塁したランナーをアウトにする為に2塁へ送球。
その捕手の送球を打者が妨害するという行為が多く見られました。

投手が打者に対して投球しました。
その投球を打者が空振りをしています。

捕手は打者が空振りした投球を受け、盗塁したランナーをアウトにする為、
2塁へ送球しようとしています。
打者は空振りした勢いで回転しています。



捕手はまさに今送球する為、ボールが指から離れようとしています。
打者は空振りした勢いで、捕手の前にいて誰が見ても邪魔ですよね。
(打者のお尻が本塁ベース上の真ん中です。)
【野球規則】打者の反則行為によるアウト
6・06(c)   打者がバッタースボックスの外に出るか、あるいはなんらかの動作によって、
     本塁での捕手のプレイおよび捕手の守備または送球を妨害した場合。
      しかし例外として、進塁しようとしていた走者がアウトになった場合、
     および、得点しようとした走者が打者の妨害によってアウトの宣告を受けた場合は、
     打者はアウトにならない。
【解説】
  上記の野球規則6・06(c)により、打者がアウトになり2塁へ盗塁をした走者は1塁へ戻らせます。
 しかし、捕手が妨害されながらも守備行為を行い、2塁へ盗塁をした走者をアウトにした場合、
 現実にはその妨害はなかったものとし、盗塁した走者を通常通りアウトとし、
 打者をアウトにはしません。ですので打者はそのままのカウント引き継ぎ、打撃を継続できます。
  ただし、打者に対してその妨害に対する注意を行いますが・・・。
  もし、打者がスリーストライク空振り後、このような妨害があった場合、妨害をした打者はすでに
 空振り三振でアウトになっている為、その守備行為の対象となる走者に対してアウトを宣告します。
  この規則適用の注意点としては、「捕手が通常の送球行為をしなければ、妨害の対象とはしない。」
 「高校野球では、紛らわしい動作をしたときでも適用することがある」と記載されています。
 「高校野球特別規則に記載」
 なんとなく分かって頂けましたでしょうか?
 少年野球等で審判されるお父さん。
 一度勇気を振り絞って守備妨害(インターフェアー)を適用してみてください。
 出来なければ注意だけでもしてみてください。

One Response to “野球規則解説”

  • ばすけ says:

    野球全然見たことなかったんですが、今回の甲子園大会は関西と日大三高の準決勝?は、何となく見てました。
    意外とハラハラドキドキしますね。
    全然ルール知らないので、ちょっとずつ見ながら覚えてみようと思います。

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