社員ブログ

トップページ > 社員ブログ > 旧社員ブログ > 知恵産業・経営大会2011参加

知恵産業・経営大会2011参加

本日、知恵産業・経営大会2011 新たなトビラを開く~知恵、勇気、情熱~という会に参加しました。
これは京都商工会議所主催の催しで講演が2部構成で実施されました。
第1部は「たかじんのそこまで言って委員会」に出演されている金美齢氏による「日本再生への提言」、第2部は日本コカ・コーラ株式会社取締役会長の魚谷雅彦氏による「こころを動かすマーケティング」と題した講演が行われました。
第1部ですが、金氏の印象はTV同様でした。自分の考えに嘘をつかない、周りに流されない芯の強い方でした。
70分近い講演でしたのですべての話を紹介することはできませんが印象に残った発言を発信します。
1)講演のオファーは断らない
 「講演の依頼を受ける=発信のチャンス」、講演には多くの方が参加されている。その場で自分の考えを発信できるということが幸せであると言われました。
今までに本やTVで世論とは異なる発言を行ってきたそうですが、その当時は反対意見やTV降番などいろいろあったそうです。しかし、時間が経つにつれてその発言が正しいことが認められることが多いそうです(時間が証明してくれる)。
世間の意見に惑わされないためにも多くの知識・経験を積む必要があると感じました。
2)日本は小さな国ではない
 日本は国土が狭い小さな国ということを現在の教育で言ってしまっているが、世界で62位(232ヶ国中)と上位3分の1に含まれ排他的水域にいたっては世界6位という大きな国である。「小さい日本」という教育では日本に自信が持てない。
最近では「すごいぞ日本」などの番組が放送されるようになっているが不況・自然災害などで自信を失っている状態を脱却したいからと思っている。日本にはすばらしいものが多くある。
「古きよき伝統」「緻密さ」「勤勉さ」、これらは日本人にとっては当たり前のことかもしれないが世界では驚かれることがある。これらを理解し自身を持って世界に出てほしい。
3)まじめな人が損を見ている
 以前にあった派遣村のことを挙げて説明されていたのですが、「あれはメディアをうまく利用している」と。役所の方たちは仕事を300件ほど紹介されたそうですが、実際に職に疲れた方は3,40にとどまっていたそうです。
それにもかかわらず、生活保護の手続きを簡易にし、仕事もしないでお金を手にする人がいる状態、本当にお金を手にしたいのであれば仕事を選ばず苦手なことでも一所懸命に働かなけらばならない。
守ることばかり考えずに勇気を持って一歩踏み出す必要がある。
4)新しいトビラを開くためには
 何が必要か。知恵、勇気、情熱ということを一生懸命考えてこの日本を何とかしなくてはならないということ。ふるさとを愛し、勤勉に、働くもの食うべからず、働くためには体力・能力・知力・忍耐力をつける。
5)正直で芯のある人、勇気、情熱のある人を育てる
日本を悪くしてきたのは「かわいそう、かわいそう」「みんなで手をつないで一緒にゴールイン」「本物のエリートを育ててこなかった」。その結果人間が小粒になっている。
国を愛する人、努力する人、がんばる人、学ぶ人を応援しなければならない。そして立派なリーダーがいる組織を作らなければならない。
いろいろと提言されていましたが、すべてのことをまとめると、「正直で、国を愛し、努力し、学び、一生懸命がんばる人が活躍できる国にする」。
多くのことを学び、コミュニケーションをとり、経験することで人として成長しなければならないと感じました。
第2部ですが、魚谷氏の印象は仕事に対して情熱を持たれている方というのを強く感じました。
「こころを動かすマーケティング」ということでしたが、まずはコカ・コーラの歴史紹介から始まりました。その歴史の中で印象に残ったのは、創業当時はいっぱい飲み屋のような店頭販売のみをされていたようですが、
2人の実業家が「ビンに詰めて販売したい」と創業者にお願いに来たそうで、あまりのしつこさから1$でその権利を売ったそうで、それが大ヒット。あわてて買い戻したそうです。(アイデアの勝利かな)
日本では1950年60年代の問屋ありきの販売網の中でフランチャイズ形式の展開をおこなったのもコカ・コーラが初めてだったそうです。そのころは「うまくいくはずがない」という意見が多かったようです。
マーケティングの話では80、90年代の伝統的なマーケティング(新商品を作り、CMを流し、店頭に陳列する)で売り上げは望めていたが(メーカー主体の販売)、近年の情報社会では購入者が情報を選択するためこれまでと違った視点でマーケティングを行う必要がある(顧客主体の販売)。
この考えに至った過程のひとつの例としてコカ・コーラの味を変えて新商品を出したところ顧客から苦情がきたようで「なぜ勝手に味を変えたの」「私のコカ・コーラを返して」などあったそうです。コカ・コーラはメーカーのものでなく、顧客のものになっていたと実感されたようです。
現在のマーケティングでは、究極は一人ひとりのニーズを捕らえ、そのニーズに合う商品を開発する風土が必要である。そのためには会社内の業務を変える必要があり、過去は新しい商品を開発する場合には、多くの書類、手続きが必要でそれらを用意することに情熱を注いでいた。
これではいい商品ができないということで権限を事業所単位(コカ・コーラ社の場合は国単位)に与え、独自性を持たすことで(国によって文化、ニーズも異なる)ヒット商品を作ることができたそうです。日本発信の商品ではジョージア、アクエリアスなどいくつかありました。
この講演で感じたことは、社員・顧客それぞれの立場を理解し、「人」を理解することが重要であるということです。
「人」は同じような商品が数社から発売されたとして「どれを選ぶか?」。それは商品だけではなく商品を提供しているメーカーの「ブランド力」「信頼度」が大きく関わっていることです。
コカ・コーラ社の場合はBtoCですが、当社のような商社(BtoB)にも言えることですが、「三共精機」というブランドでお客様の「信頼度」を上げることで同じ商品でも当社で購入いただけるようになるはず。
常に学び、知恵を出し、お客様にいい提案する、お客様も喜んでいただける、そして信頼を得ることができる。まさに「知恵の経営」の最後のページに書かれている図を実践する必要があると感じました。
読みにくい文章になってしまった感が・・・(^^;

ログイン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*