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講演会出席

11/16 14:00から90分にわたり、「はやぶさ」プロジェクトに学ぶ、実現力という講演を聴きに行きました。
講師はもちろん川口淳一郎氏でした。
入りは、映画の話から始まりましたが、あの映画って現実とは違うところがいくつもあるそうで
特に「はやぶさ」はイトカワに2度着陸しているのですが、映画では1度目の着陸で損傷したとなっているが実際は2度目の着陸で損傷したそうです。
その後、宇宙に関するというより太陽系の成り立ち、惑星、小惑星がどのようにして形作られたかなど話が続きました。
で、本題である「はやぶさ」プロジェクトにまつわる話がスタートしたわけですが、このプロジェクトの前に、NASAと共同であるプロジェクトを進めていたそうなのですが、途中からNASA独自で進めた(盗られた)そうです。
そこで新たなプロジェクトである「はやぶさ」は「NASAもためらうようなチャレンジングな計画でなければ」と思ったそうです。実際、「はやぶさ」プロジェクトは、目的の星に到着し、往復するだけでも困難とされている中で星のかけらを持って帰ろうとするわけですから規格外プロジェクトだったわけです。
過去の日本の宇宙プロジェクトはアメリカやロシアが実施してきたことを「真似てきた(コピー)」。これでは日本が宇宙に関するプロジェクトで名を残せない。
「1番最初に実現しなければ名を覚えてもらえない!」。
例えば、「飛行機による大西洋横断を成功させた人物は」といえば「リンドバーグ」と知っている人も多いと思うのですが、「では2番目は?」となるとほとんどの人が知らないということです。2番目の成功者のほうが時間も早く到着するなど性能は良かったのですが・・・。
新しいこと(誰もしていないこと)を実現するには、
1)「個性を伸ばす教育が必要」と言われました。確かに、日本の教育は「枠にはめている」という感じがします。
 「枠にはめる」→「自由な発想ができない」→「新しいものが生まれない」
2)「技術」ももちろん必要だが「根性」が必要
 技術を持っていても「実現させるまでやる」という意思・根性がなければ成さない。
3)「自信」をもつ
 「やれる」という自信がなければ目標にたどり着けない。(当然のことながら自信だけでは何もできない。それぞれの分野でのプロフェッショナルでなければこの言葉は無意味)
今までの日本は「製造」の国(他国が形にしたものを応用し性能向上させてきた)だったが、「創造」の国(新しいものを生む)にならないと世界的にも生き残れない。
「製造」では中国、東南アジアなどコスト安の国がたくさんありますからね。
川口氏は最後に「自信と希望」「日本人はできるんだ。」と締められました。
自信を持つためにもプロフェッショナルに、自由な発想をするための知識・学びが必要です。

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