野球ルールの勉強
先週の日曜日、第94回全国高等学校野球選手権大会 京都大会を前に、
審判講習会が行われました。
残念ながら当日は雨天の為、予定されていた内容がほとんど出来ない状況でしたが、
休憩中にある先輩審判委員の方から問題が出されました。
『走者3塁(アウトカウント関係なく)、打球が三塁ベースに触れて、
そのはね返った打球が走者に当たった。アウトになるケースとならないケースがある。
それぞれのケースを説明せよ!』
というような問題でした。
恥ずかしながら、即答できませんでした。。。
みなさん、答えられますか?
正解は下記の通りです。
ちなみに、打球がベースに触れているのでフェアボールになります。
公認野球規則 7・08(f)
走者が、内野手(投手を含む)に触れていないか、または内野手(投手を除く)を通過していないフェアボールに、フェア地域で触れた場合。この場合走者アウトとなります。
公認野球規則 7・08(f) 【注二】
①内野手を通過する前に、塁に触れて反転したフェアボールに、走者がフェア地域で触れた場合、その走者はアウトになり、ボールデッドとなる。
②内野手を通過した直後に、塁に触れて反転したフェアボールに、走者がその内野手の直後のフェア地域で触れた場合、この打球に対して他のいずれの内野手も守備する機会がなかった場合に限り、打球に触れたという理由でアウトにはならない。
公認野球規則 7・08(f) 【注三】
一度塁に触れて反転したフェアボールが、ファウル地域で走者に触れた場合は、その走者はアウトにならず、ボールインプレイである。
改めて規則書を読み返し、復習が出来ました。
これで、同じ事が起こってもトラブルなく対処出来るはず!?
≪専門用語の補足≫
ボールデッド:試合を止める事。俗言う「タイム」です。
ボールインプレイ:そのままプレイを続ける事。