宇宙ステーションに行くのは出張扱い
先日宇宙飛行士山崎直子さんの講演を聞いた。さすが東大工学部航空学科卒業生 頭が良く話しが深く上手い。ＪＡＸＡに入社して宇宙飛行士を目指した時代やスペースシャトルに搭乗して国際宇宙ステーションを目指した時代の 長くそして何時になるか分からないチャンスを 諦めずに続けた厳しい訓練を通して得られた体験の話は興味深く、役に立つものであった。
曰く、自分の希望通りにならなくても、諦めないでそれをやり続ける大切さ、ペア相手と絶えずする情報交換・確認の大切さ、出来ないことは助けてもらってチーム全体でクリアーすること、決して手を抜かないこと、準備が９９％など、会社の業務にも直ぐに取り入れる事柄であった。
また、宇宙ステーション内の生活については、食事はやはりコミュニケーションの場であり、物はバーコードで管理されているが 土曜日は大掃除の日であること、空気も水もリサイクルされており、ゴミを出来るだけ出さないため、歯磨きの後は飲み込むことが習慣付けられているのは興味深い話であった。面白い話では ＪＡＸＡでは宇宙ステーションに乗るときには出張扱いとなり出張届を出していくこと、宿泊、食事付きなので出張手当は無しとのこと。 夢のような話を聞いていたが、急に現実のビジネス社会に戻された気がした。
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