社員ブログ

はねず踊り

京都山科小野にある大本山隨心院に古くから伝わる奉納の舞「はねず踊り」を見に行った。近くにありながら今まで行ったことがなかったが、今回そこの門跡が我々のRCに居られ招待券を戴いて初めて行った。既に大勢の見物人が席を埋めていた。中には四国や北海道更には台湾やフランスからの人も居られた。薬医門の前に作られた舞台で、門跡の挨拶の後、境内の梅「はねず」と同じうす紅色の衣装をまとった地域の小学生が、小野の小町を慕って深草の少将が百夜通いの悲願をこめて通い続けたが九十九目に運が尽きたという話を舞うと言うものである。話の内容とは裏腹に花笠の周りを梅の小枝を持って踊る華やかな舞であった。

その後、今度は静かな琴と今様に合わせて白拍子姿の乙女の舞があり、続いて島根県石見地方に伝わる郷土芸能「石見神楽」が奉納された。日本神話にあるスサノオの尊が大格闘を繰り広げてヤマタノ大蛇を退治するという壮大なスケールの舞には圧倒された。

興奮冷めやらない中で、門跡にお礼の挨拶をし、ここまで来たついでに少し歩いて醍醐寺の桜を見に行った。流石に有名な三宝院のしだれ桜や桜の馬場のソメイヨシノは満開で大勢の花見客で賑わっていた。

京の町では特に出かけなくてもそこかしこで桜が見られるので、花見と言うものを例年特にしていないが、花の盛りに有名な花を見るとやはりその素晴らしさは格別のものがある。また別の桜も見てみたい気にさせられた一日であった。

 

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