社会人半世紀
今年は大学を卒業して５０年という節目の年である。従って大学の同窓会や就職した企業の同期会がこの秋に相次いで開催された。学部が工学部機械化であったので、卒業生は当時工業化隆盛社会で皆大企業に就職出来た。私も大手建設機械メーカーに就職した。
就職した仲間は日本のものづくりの開発、設計、生産技術や品質管理に懸命に取り組み、今日の世界一の技術力の発展に大いに貢献したという自負を持っている。今は職場を離れゆっくりと時代の流れを眺めているが、こと技術の話になると俄然喧々諤々口だけは達者である。
私は、早くにメーカーを退社し機械関係ではあるが家業の商売人になったので、立派に技術の業績を残した仲間が少し羨ましい。でもこれも人生、色々な分野でお互いに活躍し、今は一人前になった子供たちの心配もしなくてよくなり、こうして仲間と昔を懐かしみ、これからの自分の人生をいかに充実して生きて行くかを話し合っている時が幸せな時間である。
皆いい爺さんになった大学同期と就職した企業同期の仲間たち
ログイン
