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吉祥院六斎念仏踊り

当社のある地域の氏神様は、近くにある吉祥院天満宮である。毎年8月25日は夏季大祭で、京の町に幾つかある重要無形民俗文化財である六斎念仏踊のひとつ吉祥院六斎念仏踊が行われる。歩いて10分という近くにありながら一度も見たことがないので仕事を終えて出かけた。参道や境内は予想以上に夜店が並び、若者や子供でごった返していた。久し振りの祭り気分だ。境内の一画には古いがしかし立派な舞台があり、午後8時太鼓を合図に六斎念仏踊が始まった。最初は静かに手に持った小太鼓を叩きながら念仏を唱え、次第に激しくなっていく。子供たちの太鼓やお亀とヒョットコの踊り、武士とけもの戦いなどが次々と演じられ、最後に獅子のアクロバット的な演技に続いて土蜘蛛が登場し、糸を放って獅子をやっつけるクライマックスを迎える。放たれた糸は見物客の方にも届き、縁起物として子供たちが争って奪い合う光景が繰り広げられお開きとなる。限られた人数の保存会の方々が汗まみれになりながら一時間強の間に次々と役割を交代しながら真剣に、懸命に、見事な踊りを演じられている姿には感動を覚えた。このような素晴らしい伝統文化は末永く続けて行ってほしいものである。幸い子供たちも真面目に取り組んでいるようで安心した。
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