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2020年7月 京都本社 環境ブログ

7月。京都は1ヶ月に渡る祇園祭が行われます。

普段であれば賑やかなこの時期も、今年はコロナウイルスの影響で、いちばんの山場である山鉾巡行が中止となりました。

 

祇園祭に欠かせない「厄除ちまき」。
粽

無病息災を祈り、玄関先に飾る「ちまき」は、藺草と笹の葉で稲のワラを包んだもの。この笹の葉は、熊笹の一種のチマキザサであり、ニホンジカの食害なとにより絶滅の危機にあります。

 以前は絶滅危惧にあったニホンジカは、今は急増し獣害となっています。絶滅危惧も獣害も判断をしているのは人間ではありますが、皮肉だな、と感じます。

 

三共精機 京都本社で育つ絶滅危惧にある仲間、フジバカマ・フタバアオイ・ヒオウギ・ノカンゾウの生育具合はこちら。

1. フジバカマ :秋の開花に向け、成長中!

フジバカマ

2. フタバアオイ :日陰で大切に育っています。春には花を咲かせてくれるかな?フタバアオイ

3. ヒオウギ :開花が終わり、実が出来ています。
ヒオウギ

4. ノカンゾウ :もうすぐ開花です!!
ノカンゾウ

 

 

盆地の暑さが堪える中、緑が涼しさを与えてくれます。

 

毎年は祇園祭期間中に授与所で配布され、沢山の人が求める前出の「ちまき」は、今年は通常通り受けることが出来なくなりました。

祇園祭は863年に行われた御霊会を起源としますが、赤痢・天然痘・マラリアなどの蔓延が御霊会開催の背景にあります。

巡る自然も行事ごとも、今まで当然のことのように思っていたな、と思います。

 

来年は、皆んなが集って無病息災を祈ることが出来ますように。

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