2024年2月度 京都本社 環境ブログ
きさらぎやけふ初午のしるしとて稲荷の杉はもとつ葉もなし
光俊朝臣
2月、梅の花の咲く季節になりました。
京都本社の草花はまだ眠りに付いています。
日差しが強まり、また生き生きとした姿を見ることが出来る日が楽しみです。
■フタバアオイ
冬は地上には何もありませんが、地下で茎を伸ばします。
2月の最初の「午」の日、初午にお稲荷さんでお祭りが行われます。
初午の日、皆様は何を召し上がられますか?
お稲荷さん(稲荷寿司)ですか?
大元締め伏見稲荷大社のある京都の民は、お稲荷さんと一緒に「畑菜の辛子和え」を頂きます。
「畑菜」とはなんぞや。畑菜は、京都人しか知らない、かも知れない、伏見区を中心に作られて来た京都のローカル野菜です。
伏見稲荷大社を建てたのが秦(はた)氏だから、初午で畑菜を食べるんです。
畑菜は生産数がどんどん減っていましたが、京都の伝統野菜に指定され少しずつスーパーでも見かけるようになって来ました。
お野菜の話ですが、こちらも植物多様性を守る取り組みの一つだと思います。
今年は「畑菜の辛子和え」を、お醤油と味醂・辛子作りましたが、白味噌と辛子でも美味しいかと思います。
代わりで作るとすれば、小松菜が良いと思います。
京都に来られたらぜひ召し上がって下さい!
皆様にとって、幸多き一年となりますように。
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