光学ブログ『レンズの被写界深度』
こんにちは
滋賀営業所の藤原です。
本日の光学ブログのテーマは、『レンズの被写界深度』についてです。
カメラが趣味の方にとっては、馴染みの深い言葉かと思いますが
デジタルマイクロスコープにおける被写界深度とは、
3次元の観察対象物を拡大観察する際に、ピントが合う範囲(観察者から見て奥行きの幅)を指します。
観察対象物に対して多少レンズが近づいたり遠ざかったりしても、ピントが合って見える範囲のことです。
被写界深度は、『深い・浅い』で表現しますが、
被写界深度の深いレンズでは、凹凸のある観察対象物を拡大してもピントの合う範囲が広いため、
ピントが合いやすく観察しやすいメリットがあります。
レンズの開口数と被写界深度は比例関係にありますので、
被写界深度をかせぎたい場合、レンズのしぼりを絞ると少しピントが合いやすくなります。
(※ただしその場合、画像は暗くなります)。
ピントのボケ問題は個人の主観による部分もありますが、
より良い拡大観察をお求めの際は、ぜひ藤原までご相談ください!
本日も光学ブログお付き合いいただき、ありがとうございました!
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