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コーヒーの時間

自宅の近くにコーヒー豆を売っているお店を見かけて、思わず足を踏み入れてしまった。
主人一人で切り盛りしているらしいその店は、こじんまりとしていて、温かみのある雰囲気がとても良い。
かれこれ20年近く店をやってるらしく、近所の人とは顔見知りも多いらしい。
そんな町の豆屋さんの常連に、私も近々仲間入りを果たしたいものである。
その日は店のオリジナルブレンドを一つ買って、ほかにも色々とある豆は次の機会の楽しみに取っておくことにした。

家に帰り、早速買った豆で淹れてみることにした。
自宅にあるハンドミルで豆を挽くと、挽きたての豆の香ばしさが際立つ。注ぎ口の狭いケトルで湯を沸かし、挽いた粉はフィルターをセットしたドリッパーに入れて、タイマーを手元に用意する。
粉の中心を目がけて少しづつお湯を落とし、全体が湿る程度に回す。
一気に入れてはいけない。少しずつ。
それから30秒ほど蒸らして、サーバーに滴が落ち、底が茶色く滲む。
それから、中心に円を描くようにお湯を注ぐ。
1杯分は大体2分で淹れきるのがちょうどよい、と思う。
コーヒーの香りが部屋中を満たすが、視線は中心から目を離さないままで、ケトルの傾きを意識する。

やっと一杯出来上がって、温めたカップに注ぐ。
出来は日によって変わり、飲めたもんじゃないものができるときもある。
今は以前よりマシになったけども。
喫茶店のマスターがハンドドリップで淹れる美味しいコーヒーの値打ちは、自分で淹れてみてしみじみと感じる。
・・・今日はそんなに悪くない。
いつかお店で出すようなコーヒーを淹れたい。
買った豆の味はすっきりしているけど、苦みと濃さも忘れていない、ちょうどいい塩梅で美味しい。

次はどんな豆を買おうか。
そんな日々の楽しみです。

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