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人権の発想とインターネット

今日は人権フォーラムでインターネットと人権侵害の話題に触れ、その思うことについて書きます。

人権とインターネットの並びは現代においてかなり警告されてきた話題である。
匿名による書き込みで人の心を傷つけてしまう、また傷つけられることは身近なものになった。インターネットの普及はここ数十年のことで、これだけ通信手段が劇的に発達した時代は他に類を見ない。
道具をうまく使うまでの知見がまだまだ発達していないのだという見方もできる。
人権という思想が生まれたのも、18世紀の終わりごろだった。人権があるから、という発想で何かを踏みとどまるほど、我々に馴染みがある概念だったのだろうか。そのような意識の元、インターネットというかなり新しい道具・概念が身近だとしても、馴染みがあるとは思われない。
人を傷つけるということがどういうことかが分かっているか、人権の大切さを語る前段階として、そのように素直なセンスを持てるかどうかだと思う。人権を侵害するのはもってのほかとして、とりあえずは侵害されないようにすることが第一である。
使うことがあっても、使われることがあっては悲惨だろう。個人に限っていえば、書き込み如きで追い詰められてはいけない、といいたいが、これは言い過ぎだろうか。

危険だと思うならば、距離をとれ、としか言いようがない。法整備や倫理観も浸透していないだろう現代では、ひとまず身を守ることのほうが先決だ。

私たちは以前には見られなかったような、とても便利でとても危険な世界に生きているのだなと、思わずにはいられません。

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