初、滋賀営業所へ
GWも終わり今日から久しぶりに勤務が始まる。
9日も休みがあると仕事のことなんて忘れてしまってどうにもならないのではないのか、と心配したけど、スーツの袖を通したらスイッチが入った。気持ちは大丈夫。
昨日は誕生日で、そして母の日でもあった。母親に感謝を伝えて、家族や友人達からは祝いの言葉をもらい、感慨深い一日だった。
いつもより早めに家を出て、何気に人生で初めての出勤電車に乗る。
人が多い。いつも多いのだろう。職場に向かう人たちと、通学する学生たちの顔をみて、みんなどこかせわしないような感じがした。
世間がウィルスで騒いでいても、人の営みはなかなか変わらないものだと思う。
世間と同様に通勤電車に揺られている自分のことをみてもそう思う。
初めての場所、初めての道だから少し迷ってしまった。
地図上で近道できると思って頑張ってみたが、工事中で通れない道にぶつかり、結局引き返すことになった。
見知らぬ土地では、ひとまず大通りを歩くように心掛けよという教訓なのかもしれない。
同じ会社でも、所変われば雰囲気も勝手も違う。
ガラス張りの外観に光が跳ねて、近づくにつれて多少眩しい。
京都より少し開けた土地と、近い山や川を見て、地元の景色を思い出すのもなんだか不思議だった。地元よりは人が格段に多いのだけれども。
知っているような土地で、たくさん知らないことを学ぶ日々が、また始まる。
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